今シーズンのビジターゲームでは、広島がわずか２２勝４７敗２分けと大きく負け越す結果となった
そんな中、若き内野手・佐々木泰選手（２２）が記念すべき初回に先制の適時打を決め、１５試合連続安打を達成した
彼の活躍は、青山学院大学時代の主戦場・神宮球場での初打点という特別な意味も持つ
近い将来、広島の打線の中心選手になる期待がかかる
クレーンのごとく塁上で両手を突き上げる佐々木選手は、この試合に駆けつけた関東のカープファンに勝利への意気込みを示した
「第一ストライクから思い切っていこうと思っていた
甘いところにしっかり振れたので良かったです」
彼は連続試合安打を１５に伸ばし、さらなる好調をアピールするきっかけとなった
初回の１死二塁の場面、彼は振り返る
「打ちにいく中でタイミングが合わなかった」と語りつつも、吉村の２球目を捕まえ右前への適時打を放った
プロの舞台での初打点、特に自分が育った場所である神宮での記録には嬉しさを感じるものの、「ホームランを打ちたかった」とも満足感には少し足りなかった様子だ
ただし、快音の裏には課題も
２回には無死満塁の逆転チャンスで三邪飛に終わり、さらに五回も投ゴロ、七回には無死一、二塁で三ゴロ併殺と、チャンスを生かせずにしっかりとした反省も見せた
「アマチュアまでは１打席目に適時打が出ると、その勢いで次も出るものですが、プロでは冷静に頭を使わなければならないことを実感しました」
対戦相手のバッテリーは、彼を抑えにかかろうと全力で挑む
その中でどれだけ自分の力を発揮できるかが焦点となる
残りの３試合に向け、「もっと上を目指して挑んでいきたい」と話す佐々木選手
彼は次のステップへの収穫を一つでも多く得るため、勝負に挑む姿勢を崩さない
この記事を通して、若い選手が成長を続ける姿を感じさせられます。佐々木泰選手のスピリットや冷静さ、プロレベルでの課題への意識が非常に印象的です。今後の彼の成長が楽しみです。
キーワード解説
- 安打とは？：安打は野球でヒットのことで、打者が打球を打ち、走者が一塁に到達することを指します。
- 内野手とは？：内野手は野球の守備位置の一つで、内野（サード、ショート、セカンド、ファースト）の守備を担当する選手を指します。
- 初打点とは？：初打点は選手がプロ野球で初めて記録した得点に貢献する打撃のことを指し、特別な意味を持ちます。
- ホームランとは？：ホームランは打者が打ったボールがフェンスを越えて直接得点することで、通常は1点以上の得点に直結します。
