試合は2対4で、中日は12勝13敗としたことで、阪神はセ・リーグ全5球団に勝ち越す「完全優勝」を逃す結果となった
先発投手の伊原は、初回を含む6回を投げ、4安打1失点と安定したピッチングを披露した
さらに、2番手の及川は7回を3者連続三振に抑え、18試合連続ホールドを達成した
この記録は藤川球児監督を上回るNPB新記録となる
3番手の石井も50試合連続無失点という素晴らしい成績を残したが、9回には岩崎がボスラーによる適時三塁打で同点を許し、その後福永にも適時打を浴び、逆転を許してしまった
デイリースポーツの評論家である佐藤義則氏は、伊原について「同じ左の伊藤将選手が調子を崩していることもあり、クライマックスシリーズ（CS）では先発陣としての可能性が十分にある」と評価している
伊原は前半戦での安定したピッチングを取り戻しつつあり、真っすぐの制球力やボールのキレが改善されてきた
ファウルを取れるようになったのもポジティブな要素と言える
初回に不運な失点を喫したが、それ以外は合格点の内容だった
前半戦では勝ち星を順調に重ねたものの、夏場から勝てなくなった要因には疲れや慣れの影響も挙げられる
しかし、最近1か月程度は中継ぎに起用されたことが体力の疲労を和らげ、気分的にリフレッシュできていると見受けられる
新人王の可能性を考えると5勝では難しいが、この日と同様の投球ができればCSでの活躍が期待される
阪神が逆転負けを喫し、今季の負け越しが決定したことは残念ですが、伊原選手の好投など明るい要素も見受けられました。特に、及川選手による新記録が達成されたことはチームにとって大きな励みとなるでしょう。クライマックスシリーズでは、今の調子を維持した伊原選手の活躍が期待されます。
キーワード解説
- 逆転負けとは、試合中にリードしていたチームが、最終的に逆転され負けることを指します。
- ホールドとは、リリーフ投手が試合のリードを保ちながらも勝利投手にならなかった場合に与えられる記録です。これにより、投手の成績や価値を示す指標にもなります。
- クライマックスシリーズとは、プロ野球においてポストシーズンの一環として行われる playoff システムで、リーグ優勝を決める重要な試合が行われます。
