楽天が阿部寿樹内野手との契約を更新せず、戦力外通告を発表

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楽天野球団は9月29日、内野手の阿部寿樹(35)との来季契約を結ばないことを発表した

この発表は、プロ野球の第1次戦力外通告期間において公式に行われた

阿部選手は、一関一高から明治大学を経て、2015年度のドラフトで中日に5位指名で入団した後、2022年オフには涌井秀章投手とのトレードにより楽天に加わった

昨シーズンは78試合に出場し、規定打席には届かなかったものの、チーム内では2位となる9本のホームランを記録した

しかし今季は43試合出場に留まり、打率は.219と低迷し、3本塁打、8打点という成績に終わった

6月9日には出場選手登録が抹消され、以降は2軍での調整が続いていた

通算成績としては706試合に出場し、打率は.255、51本塁打、267打点を記録している

プロ野球の戦力外通告の意義

プロ野球では、戦力外通告が行われることで、選手と球団の現状を整理する重要なプロセスである

戦力外通告とは、チームが選手契約を更新しない意向を伝えるもので、選手自身のキャリアに大きな影響を及ぼす

第1次戦力外通告期間の詳細

今年からのルールとして、第1次戦力外通告期間は、2軍公式戦終了翌日からクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ開幕前日、すなわち10月10日までの期間となっている

昨年からはファーストステージの敗退チームに関して期間が延長された

今回、楽天が阿部選手に戦力外通告を行ったことは、球団の今後の構想や戦略に影響を与える重要な決定である。選手にとっては厳しい現実ではあるが、プロ野球における競争の激しさを改めて実感させる出来事だ。
キーワード解説

  • 戦力外通告とは?選手が契約を更新されない旨を伝えられることを指し、選手としての今後の進路に大きな影響を与える。
  • クライマックスシリーズとは?プロ野球の日本シリーズへ進出するためのトーナメント形式の試合。

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