彼らは独立リーグや社会人野球チーム、大学、さらにプロ野球(NPB)所属の3軍チームなどを相手に、合計66試合(非公開試合は除く)を行い、41勝17敗8分けという優秀な成績を収めた
今年は昨年のような故障者続出による試合中止もなく、無事にシーズンを完走できたことは大きな成果と言える
チームの成績
球団公式サイトで発表された集計によれば、チームの防御率は2.26であり、非常に堅実な投手陣を誇っていることが伺える特に、育成ドラフト1位で入団した変則左腕の冨士大和投手(19歳)は、4勝1敗、防御率0.78という驚異的な数字を残し、2軍への昇格を果たした
このように、防御率が低いと、相手チームに得点を許さないという意味であり、投手陣の安定性を示す重要な指標である
若手選手の活躍
他にも、同じく育成選手の川下将勲投手(20歳)や佐藤爽投手(22歳)のパフォーマンスも光った特に、病気から復活を果たした森脇亮介投手(33歳)は、今季3軍での主力として25試合に登板し、防御率2.30を記録した
打撃面での成績
打撃面では、チーム打率が2割6分4厘という結果を残した最多出場を果たしたのは育成ドラフト6位の福尾遥真内野手(19歳)で、60試合で215打席に立ち、打率は2割9分だった
特に注目されるのは、育成7位のオケム外野手(19歳)で、55試合に出場し、19盗塁を記録
この盗塁という指標は、足の速さとセンスを示すものであり、状況に応じた積極的なプレーを裏付ける
選手の成長と合宿の実施
ドラフト1位の斎藤大翔内野手(18歳)は、シーズン初めに失策が続いたものの、徐々にプレーの質を向上させ、夏場以降は2軍昇格を果たし、最終的には1軍でも起用されるようになったまた、育成3年目の野村和輝内野手(22歳)も、シーズンを通じて目に見える成長を遂げた様子だ
さらに、初の試みとして行われた北海道・美唄市での2週間の夏合宿も、選手たちの成長を促進する要因となった
今回の西武3軍の成績は、選手たちの育成が着実に進んでいる証拠と言えるでしょう。特に若手選手の活躍や合宿の実施が大きなプラスになったようで、来季への期待が高まります。投手陣の安定性も注目すべきポイントです。
キーワード解説
- 防御率とは?:防御率は、投手が1試合あたりに何点失点するかを示す指標で、数値が低いほど優れた投手です。
- 盗塁とは?:盗塁は、走者がピッチャーが投球する瞬間に次の塁へ進む行為で、俊足と状況判断が求められます。
- 育成ドラフトとは?:育成ドラフトは、選手育成に特化したドラフトで、主に若手選手やアマチュア選手を対象としています。

