ソフトバンクは負けたものの、クライマックスシリーズ(CS)へ向けて投打にわたって明るい材料が見られた
ブルペンデーでの先発起用
ソフトバンクはこの試合においてブルペンデーを採用したこれは、一人の先発投手ではなく、数人のリリーフ投手を起用して試合を進める戦術である
移籍後4試合目にしてプロ初先発の伊藤優輔は、2回を1安打無失点に抑える完璧なピッチングを見せ、CSへのアピールに成功した
リリーフ投手の活躍
次の投手である大江竜聖が日本ハムの郡司裕也に先制の2ランホームランを浴びたが、その後を継いだ岩井俊介、上茶谷大河、ダーウィンゾン・ヘルナンデス、津森宥紀は全て無失点に抑え、チームを支える形となった打線の元気な一撃
打線では山川穂高が4回に21日ぶりとなる22号ソロホームランを放ち、CSへ向けての弾みとなったこのような長打は、試合を有利に進めるためには重要な要素であり、選手たちの士気を高めるものである
首位打者争いの行方
注目の首位打者争いにおいては、牧原大成が堅調なパフォーマンスを見せた彼は初回に中前打、6回には右翼線二塁打を放ち、4打数中2安打を記録
これにより打率は3割1厘に上昇し、初タイトルへ一歩近づいた
一方、柳町達は3打数無安打に終わり、打率が2割9分3厘に落ち込んだ
この結果、2人の明暗が分かれることとなった
さらに、試合中に新庄剛志日本ハム監督から、ソフトバンク小久保監督に黄色い花束が贈呈される粋な場面もあり、選手たちの気持ちを一層高揚させた
今回の試合ではソフトバンクが日本ハムに競り負けたものの、特に投手陣の安定感や打撃の復調が見られ、逆にポジティブな要素が多かったと言える。クライマックスシリーズに向けての準備が着実に進んでいるようだ。
キーワード解説
- ブルペンデーとは? 先発投手ではなく、複数のリリーフ投手を使って試合を進める戦術のこと。
- クライマックスシリーズとは? プロ野球におけるプレーオフで、リーグチャンピオンを決定するためのシリーズ。
- ソロホームランとは? 一人の打者が独力で得点を挙げるホームランのこと。

