試合は「巨人対中日」で、六回の表、中日・ボスラー選手が投手バルドナードの投球を完璧に捉え、打球が高く舞い上がる場面が見られた
しかし、その打球は通常のプレイの範疇を超え、ドーム天井に吸い込まれ、誰の元にも落ちてこなかった
この事態に対し、すぐさま審判が二塁ベースを指さし、ボスラーの打球をエンタイトル二塁打とジャッジした
エンタイトル二塁打とは、打球がプレイエリア内でフェアと判定され、野手の守備妨害等が無ければ打者が二塁まで進む権利を得るというルールである
状態を観察した巨人ナインやスタンドのファンたちは、驚きと困惑の表情を浮かべていた
ボスラー自身もこの異常な出来事に戸惑い、天井を見上げながら不思議そうな表情を浮かべていた
試合中継で解説を務めた江川卓氏は、「記録は二塁打になりましたけど、実際はどうだったんでしょう?」と驚きを隠せない様子だった
選手のパワーを象徴する一幕となったが、これが果たして競技としての公正性にどのような影響を与えるのか、今後の議論を呼ぶ可能性がある
今回の出来事は、プロ野球のルールにおける珍しい事例の一つであり、特にエンタイトル二塁打が公式記録として残ることを考えると、選手やファンにとっても興味深い経験となりました。競技の公正性やルールの厳格な適用についての議論を促進する重要な機会かもしれません。
キーワード解説
- エンタイトル二塁打とは?打球がフェアエリア内で野手によって捕球されず、打者が自動的に二塁に進むことができる打撃結果を指します。

