広島カープ、上本崇司選手が現役引退を表明

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広島カープ、上本崇司選手が現役引退を表明

広島東洋カープは、2025年10月1日に6名の選手に対して来季の契約を結ばない旨を通達し、その中には地元出身の上本崇司内野手(35)の名前も含まれていた

上本選手はこのプロキャリア13年間を振り返り、現役引退の考えを明かした

取材の際、上本は「こちらで野球をやらせていただき、正直、体もボロボロになった」と述べ、涙を堪えながらも充実した思いを語った

「もう、頑張らなくていいんだ」という心境が、自身の心に広がっていることを明かした

上本選手は広陵高校から明治大学を経て、2012年度のドラフト3位でカープに入団

2025シーズン中は5月20日に1軍昇格を果たしたが、8月2日に2軍降格、その結果、今季はわずか20試合で打率.192という成績に終わり、打点と本塁打は記録できなかった

彼は「この5、6年は必ずケガをする

思うように体も動かない」と、現役引退に至った理由を語った

上本選手は、粘り強さとパンチ力ある打撃でチームを支え、2023年シーズン中には4番打者も務めるなど、幅広い役割をこなしてきた

170センチ76キロという規格外の体格ながら、内外野どちらでも守るユーティリティープレーヤーとしての特性を持つ

「死ぬほどある」と語るカープでの思い出の中でも、特に2016年からの3連覇を振り返り、現在の新井監督とのエピソードも交えながら、喜びと感謝の気持ちを述べた

「監督を優勝させてあげたかった」という思いは、上本選手の中に深く根ざしている

「本当に幸せでした

楽しいことは一つもなかったけれど、周りの人に支えられて、ここまで来れたと思う」と感慨深く語り、ユニフォームを脱ぎ、第二の人生へと進む決意を固めた

選手プロフィール

名前 上本 崇司(うえもと・たかし)
生年月日 1990年8月22日
身長・体重 170cm・76kg
投打 右投・右打
通算成績 561試合、211安打、3本塁打、50打点、打率.250
上本選手の現役引退は、広島カープにとって感慨深い出来事です。彼は多くの役割を果たし、チームを支え続けた選手であり、その活躍はファンのみならず多くの人々の記憶にも残るでしょう。選手としてのキャリアには様々な苦難がありましたが、それを乗り越えた強い精神力は素晴らしいです。今後の彼の第二の人生にも期待が寄せられます。
キーワード解説

  • ユーティリティープレーヤーとは?野球において、複数のポジションをこなすことができる選手のことを指します。こうした選手は、チームにおける多様な需要に応えることができます。
  • ドラフトとは?プロ野球チームが選手を獲得するための選抜制度のことを指し、毎年多くの高校生や大学生がこのドラフトを経てプロ入りします。
  • 契約とは?プロスポーツにおいて、選手とチームの間で結ばれる雇用契約のことで、選手のサラリーやチームでの立場を示す重要な文書です。

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