これにより、佐野の今後は未定となっている
佐野選手のキャリアの振り返り
佐野選手は大分高等学校から2014年のドラフトにおいて3位指名を受けてオリックスに入団した初めは投手としてチームに所属し、ウエスタン・リーグでは46試合に登板を果たしたが、1軍での出場は果たせなかった
しかし、彼のキャリアは17年オフに支配下選手契約が解除される危機に直面した
その後、野手への転向を決意し、育成選手として再出発を図った
野手転向と成功
佐野選手は2018年に野手に転向してから目覚ましい成長を遂げた特に俊足を活かし、同年7月31日には支配下登録選手として復帰、続いて10月5日のソフトバンク戦で代走として1軍デビューを果たした
翌年の19年には開幕1軍入りし、4月2日にはプロ初安打を記録した
チームへの貢献
その後も佐野選手は着実に成績を残し、20年には77試合に出場して自己最多の20盗塁を達成21年から23年にかけてはチームが3連覇を達成する中、スタメンや守備固め、代走としての役割を果たし、足のスペシャリストとしての価値を証明した
怪我とその後
しかし、24年のシーズン中に右足首を怪我し、1軍での出場はわずか4試合に留まったそして、11年目となる今季は支配下復帰後、初の出場なしでシーズンを終えることとなった
通算成績としては342試合で97安打、5本塁打、50盗塁を記録しており、彼は「現役を続けるか引退するか、半々の気持ちだが、様々な挑戦ができたことは嬉しい」と改めてその気持ちを表明した
今回の佐野選手の契約不更新は、プロ野球選手の厳しい世界を改めて示しています。彼は数々の試練を乗り越え、成長を遂げた選手でもありました。今後の彼の動向が気になるところです。
キーワード解説
- ウエスタン・リーグとは?:日本のプロ野球における2軍リーグであり、選手が育成される場です。
- 支配下選手契約とは?:プロ野球チームが選手と結ぶ正式な契約のことで、選手は1軍ラインナップでプレーする権利を持ちます。
- 盗塁とは?:塁にいる選手が次の塁へ進むために、投球を待たずに走る行為のことを指します。

