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ヤクルト川端慎吾、ベテランの誇りでチームを支える

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東京ヤクルトスワローズの内野手、川端慎吾選手(37)は、気配りと卓越したプレーでチームの精神的支柱としての役割を果たしています

今年、ヤクルトのGM特別補佐に就任した青木宣親氏が昨季限りで引退したこともあり、野手の中ではチーム最年長となった川端選手は、愛媛県松山で自主トレに励んでいます

「中村、(山田)哲人、村上が中心となってやるのが一番いい

その中で何かあった時に、陰ながらサポートできたら」と語る川端選手は、自身のキャリア20年を活かし、若手選手たちの成長を見守りながら控えめに支え続けています

「代打の切り札」としての役割を担う川端選手は、1打席を大切にし、目標とする代打打率3割を目指して新しいフォームを模索しています

「1球で仕留めないといけない

1個打てる球をファウルにすると、その打席が終わってしまう」と語る彼は、スイングの動作を小さくすることで確実性を追求しています

また、体幹や下半身のトレーニングにも力を入れ、反動に頼らずに強い打撃を実現しようとしています

川端選手は、21年の日本シリーズ第6戦でオリックスとの接戦を制し、延長12回に決勝の適時打を放った輝かしい過去を持っています

その年には代打として82打数30安打、打率3割6分6厘という優れた成績を収め、「あの成績はちょっとなかなか」と苦笑いしつつも「3割は打ちたい」と語る彼にとって、相手チームやピッチャーの意識を変えることが重要なのです

グラウンド上での存在感と鋭い洞察力を持つ川端選手の存在は、ヤクルトにとって不可欠なものであり、3年ぶりの日本一奪回には彼の勝負強さが求められています

川端選手は、経験豊富なベテラン選手としての姿勢を貫きつつ、若手選手を支える姿勢には感心させられます。新たなフォームでの打撃向上を目指し、常に進化し続ける彼の姿は、他の選手のお手本になるでしょう。3年ぶりの日本一を目指す中で、川端選手の存在がどれほど大きな力をもたらすのか、期待が高まります。
キーワード解説

  • 代打とは?試合中に打つ選手の一人で、特に代替選手として出場する役割を担います。重要な打席でのプレッシャーにさらされることから、精神力が試されるポジションです。
  • 打率とは?選手のヒットを打数で割った数値で、攻撃力を示す指標の一つ。高い打率は選手の打撃技術を示し、試合での成功に繋がります。
  • 体幹とは?身体の中心部分の筋肉群を指し、姿勢やバランスを保つのに重要です。体幹が強い選手は、力強く安定したプレーが可能になります。

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