巨人・森田駿哉、遅咲きのプロ入りから快速成長
プロ野球界において、遅咲きの選手が大きな存在感を示すこともあるその一例として、読売ジャイアンツに所属する左腕投手、森田駿哉(もりた としや)が挙げられる
彼はドラフト2位で入団し、2年目にしてついに一軍のマウンドに立つことができた
森田は、7月31日の中日戦(バンテリンスタジアム)でプロ初登板を果たし、続けて8月6日のヤクルト戦(東京ドーム)では先発として登板した
彼はいきなり6回を投げ、2安打、無失点という素晴らしい成績を記録し、初勝利を飾った
「昨年は何もできなかったので、ひとつ結果を出せてよかった
ほんとうに緊張しましたが、1人目から打者と勝負できた」と、森田は笑顔で振り返った
森田は、富山商業高等学校での3年時、2014年の夏に甲子園で2勝を挙げ、その後は法政大学で4年間プレーし、Honda鈴鹿で5年間活躍してきた
彼は27歳でプロ入りしたオールドルーキーでもあり、「社会人になって指名漏れしてからは、このチーム(Honda鈴鹿)でどう勝つかを考えてきた」と語った
プロの舞台に立つまでには、長い道のりをかけた
昨シーズンは期待されていたにも関わらず、4月に左肘の手術を受け、一軍登板を果たせなかったが、今シーズンはプロ初勝利から中5日で次の先発となり、再び無失点で勝利を収めた
離脱者が相次いだ後半戦において、彼は先発ローテーションを支える重要な存在となり、阿部慎之助監督からも「チャンスをつかんでくれた
外のツーシームが一番の武器」と高く評価されている
来年2月で29歳を迎える森田の野球人生は、ここからが本番といえそうだ
彼の成長が今後の巨人にどのように寄与するかが大いに期待される
森田駿哉選手がプロ初勝利を挙げたことは、彼の努力がついに実を結んだことを示しています。その背景には、長い間待ち望んだプロの舞台での登板や、故障からの復帰といった苦労がありました。これからの彼の活躍が楽しみです。
キーワード解説
- オールドルーキーとは?プロ野球において、通常よりも年齢が高いタイミングでプロ入りする選手を指す言葉で、若手選手と比べて成熟したプレーが期待される。
- ツーシームとは?ピッチャーが投げる球種の一つで、ボールが投球中に横に曲がる特性を持つ。打者にとっては非常に打ちにくい球なので、効果的な武器となる。

