この試合は、今季限りで退任する高津臣吾監督(56)にとってラストマッチとなり、地元広島での特別な一戦となった
注目を集めたのは、ポスティングシステムでメジャーリーグに移籍することが確実な村上宗隆選手(23)の“日本ラストゲーム”での出場だ
村上選手は「4番・三塁」でスタメンに名を連ねたが、4打数1安打に終わった
今季はコンディション不良に悩まされ、出場試合数は56試合にとどまったものの、その中でも22本の本塁打を放つ素晴らしい成績を記録した
試合後、村上選手は「悔しさがやっぱり1番最初にきます
143試合出れなかったのもそうですし
でも終わったことなので、怪我をしないようにして、ちゃんといいシーズンだったと言えるようにしていければ」と振り返った
また、ヤクルトでの8年間については「感謝の気持ちでいっぱいです」と述べ、将来的な移籍先が決まらない不安を感じながらも、今の自分があるのは多くの人との関わりのおかげだと強調した
試合中には「メジャーで暴れろ」というコールがスタジアムに響き、村上選手は「もちろん聞こえてました」と語り、「寂しいというよりはほんとに感謝してます」とファンへの思いを明かした
今回の試合は、高津監督にとって最後の試合であり、村上選手にとっては日本でのラストゲームとなりました。両者にとって特別な意味を持った試合でしたが、村上選手の今後にも注目が集まります。今季の結果を糧に次のステージでの活躍を期待したいです。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは?メジャーリーグのチームに選手を移籍させるための制度で、プレイヤーとその所属チームが合意すれば、他のクラブとの交渉が可能となります。
- コンディション不良とは?選手の体調やパフォーマンスが通常の状態ではないことを指し、怪我や病気などが原因で起こることがあります。

