楽天の岡島豪郎選手が感動の引退試合を飾る

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◇4日 楽天3―2西武(楽天モバイルパーク宮城) 今季限りでの現役引退を表明した楽天の岡島豪郎外野手が4日、今季初めて出場軍選手登録され、8回に代打で出場した

これまでは引退セレモニーと告知されていたが、一転して引退試合に切り替わった

岡島選手は村林一輝内野手の代打として、目に涙をためながら打席に立ち、遊撃手のグラブをかすめる中前打を放った

この打席では、西武の先発右腕・高橋光成投手の4球目、145キロのストレートを見事に捉えた

岡島選手はその後、9回に右翼の守備に就き、先頭打者が中前打で出塁すると再び左翼に移動し、三塁側の楽天ファンを大いに喜ばせた

試合は楽天の勝利に終わり、試合後の引退セレモニーでは、岡島選手がダイヤモンドの真ん中に立ち、「この場を借りて感謝を伝えたい人がいます

まずは星野仙一さん」と語り、彼の恩師である団体のユニフォームに感謝の意を表した

星野さんは2018年に他界したが、岡島選手にとっては、白鷺大学からドラフト4位で入団した際の監督であり、2013年にはチーム初のリーグ優勝と日本一を共に達成している

「ここでは監督と呼ばせてください

2013年、盛岡の決起集会で僕をどこでもいいから使ってくださいと頭を下げに行きました

練習しておけと一言だけでしたが、2日後には『1番・ライト』でスタメンに起用されました

後悔だけはしたくない

そんな思いでバットを振りました

その結果がセンター前ヒットで、本当に最高の思い出です

あの時に使ってくれた監督がいたから、ここまで野球を続けられたと思います」と感謝の言葉を述べた

岡島選手の引退試合は、多くのファンにとって特別な時間となりました。彼のキャリアを振り返ると、重要な瞬間は数多くありますが、今回の試合では涙を流しながらも冷静にプレーする姿が印象的でした。試合中の彼の言葉は、選手としての感謝や愛情が伝わり、感情的な場面となりました。ファンや仲間と共にこの瞬間を過ごせたことは、岡島選手にとっても特別な思い出になるでしょう。
キーワード解説

  • 引退試合とは?プロスポーツ選手が現役を終える際に行う試合のことで、選手の功績を称え、感謝を示す重要なイベントです。
  • ストレートとは?野球で投げられる球種の一つで、投手が最も得意とする直進する速球のことです。打者にとってはタイミングを会わせやすい球です。
  • 感謝の言葉とは?特定の人や出来事に対して感謝の気持ちを表す言葉で、多くの場合、特別な瞬間やイベントで述べられます。

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