広島、今季最終戦に敗れ5位で終了 新井監督が苦しいシーズンを振り返る

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 「広島1-3ヤクルト」(4日、マツダスタジアム)

広島東洋カープは、今季最終戦で東京ヤクルトスワローズに敗れ、戦績は59勝79敗5分となり、5位で2025年シーズンを終えた

先発投手のドラフト2位・佐藤柳は5回を投げ、4安打3失点という内容で降板

一方で、ドラフト4位・渡辺がプロ初安打初打点となる左前適時打を放つ場面もあったが、チーム全体の打線は六回まで相手投手に抑え込まれ、わずか1得点に終わった

 試合後には新井貴浩監督が報道陣の前に立ち、今季を振り返る一問一答に応じた

「数字にも表れているように借金20、苦しいシーズンだったと思うが、それも覚悟して、終盤は若い選手を起用してきた

こういう結果に終わって申し訳ない」と新井監督は自己の責任を痛感しつつ、来季に向けた意気込みを語った

 さらに、シーズン終盤に若手選手の起用を進めたことについては、「想定内というか、経験させようと思って無理やり上げたところもある

そんなにうまくいかないから苦しむだろうなと思っていた」と述べた

 来季のチーム構成について尋ねられると、「結果を残している選手は戦力だからバランス良くやっていくと思う

ファーム(育成ドラフト)からの選手たちが経験したことが、来年のレベルアップにどこまでつながるかが重要」と新しい選手の加入と育成を重視する姿勢を見せた

 試合中のファンからの厳しい言葉には、「結果としてこういう結果になっているんだから、それは当然のこととして受け止めて、反省し次につなげていかないといけない」と真摯に受け止めている心境を語った

広島東洋カープの今季は、若手選手の起用を進めたものの、結果として苦いシーズンになった。新井監督が反省を述べ、来季への期待と課題を明らかにした。若手の経験がどのように来季に活かされるかが鍵となるだろう。
キーワード解説

  • 監督とは? プロ野球では、チームの戦略や選手起用を決定する人物で、選手の指導や試合の進行に大きな影響を与える重要な役割を担っています。
  • ドラフトとは? 新たな選手をチームに加えるための選考制度であり、各チームが育成したい選手を選ぶことで、競技の均衡を保つ役割を果たしています。
  • 借金とは? 勝ち星と負け星の差がマイナスになっている状態を指し、例えば59勝79敗の場合、借金20になります。これはチームのパフォーマンスを示す重要な指標です。

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