栗原陵矢選手、復帰後の活躍がソフトバンクの連覇を支える

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福岡ソフトバンクホークスの栗原陵矢選手が、8月末に右脇腹痛から2カ月ぶりに復帰し、9月には驚異的な打率を記録し、チームの連覇に大きく貢献しています

小久保裕紀監督は「9月、大爆発しておいしいところを持っていってほしい」と期待の声を寄せています

栗原選手は、ポストシーズンでもチームのキーマンとなることが予想されています

栗原選手を初めて取材したのは2012年の秋、当時は福井・春江工高の1年生正捕手でした

春江工は歴史的に弱小学校とされ、その年の春夏秋の公式戦ではわずか1勝3敗と苦しい成績でしたが、栗原選手は福井ブレーブボーイズでの非凡な才能を見せていました

中学3年夏には中日本代表メンバーに選出され、中国遠征を経験したことがあります

春江工への進学理由は、地元で近いことと、熱心な指導者である川村忠義監督のもとでのプレーを望んだからです

川村監督は、福井商のスター選手として輝かしい実績を持ち、春江工の監督に就任後は、北信越大会に3回も導いています

振り返ると、栗原選手が入学した2012年には、監督が彼にマスクをかぶせ、「内角をうまく使う」ことを指導しました

栗原選手は、最初は高校のスピードと体格の違いに戸惑いながらも、すぐにパフォーマンスを向上させました

夏の大会では「5番・捕手」としてフル出場し、その後の新チームでは4番を打って打率.529を記録し、県大会準優勝に貢献しました

敦賀気比との決勝では先制の2ランを放ち、北信越大会への出場をほぼ確実にしました

栗原陵矢選手の復帰後の素晴らしいパフォーマンスは、チームの士気を高め、ポストシーズンでも重要な役割を果たすことが期待されます。高校時代の経験が今の成功につながっていると考えると、これまでの努力も報われているのでしょう。彼の活躍が今後のソフトバンクに与える影響は大きく、多くのファンの期待を背負っています。
キーワード解説

  • 打率とは?:打率は、野球における選手の打撃での成功率を示す指標で、ヒット数を打撃数で割った値で表されます。
  • 選抜とは?:選抜は、高校野球の全国大会を指し、優れたチームと選手が集まる大会です。毎年春と夏に行われます。
  • 正捕手とは?:正捕手は、チームの主力捕手を指し、試合の多くでスタメン出場し、試合運びやリードを担当します。

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