この試合では、今季自己最多の57登板を果たしている船迫大雅投手が3回から2番手として登板し、打者3人を完璧に封じ込め、万全の調整を見せた
船迫投手のパフォーマンス
船迫投手は試合後、「ちょっと休めた分、ボールのキレはよかったと思うあとは細かいコントロール
失投もあったのでそこは直していきたい」と淡々と振り返った
彼は東京ドームで行われた4日の練習日に阿部慎之助監督からチェンジアップを教わっており、この日はその技術を活かして左打者2人に直伝の球を試した結果、ファウルを奪うことに成功した
チェンジアップとは?
チェンジアップは、投手が主に使用する変化球の一つで、速球のように見せながら速度が落ちる球種ですこれにより、打者はタイミングが取りづらくなり、空振りやファウルが生じやすくなります
船迫投手は、阿部監督のアドバイスを受けてこの球種の習得に再挑戦しており、「サイドスピンチェンジ」が再評価されることを期待しています
新球種への期待
「サイドスピンチェンジとは横回転のチェンジアップで、メジャーリーグでも多くの投手がこの球種を武器として使用しています船迫投手は「元々練習してシーズンに臨もうとしてたんですけど、使いものになんないな…ってことで(頭から)消していた」と述べつつも、監督の教えで再び挑戦する意欲を示しました
これにより、左打者をより楽に抑えられる可能性が広がります
監督とコーチの評価
試合後、阿部監督は「こういうところで試さないと、どこで試すんだよ」と指摘し、投球の機会が重要であることを強調しましたまた、投手コーチの杉内氏も「投げられてよかったんじゃないですかね
来年以降にもつながるような球種」と評価しました
船迫投手が新しい球種の習得に取り組む姿勢は、他の選手にも刺激を与えるものです。クリティカルな時期にこれを行うことで、次のステージでのパフォーマンス向上が期待できます。また、指導者からの助言を受け入れる柔軟性も重要です。今後の投球にも注目が集まるでしょう。
キーワード解説
- チェンジアップとは?変化球の中でも特に速球に似た投球であり、打者がタイミングを外されやすい球種です。
- サイドスピンチェンジとは?横回転のかかったチェンジアップで、独特な軌道を持ち、打者にとって捕まえづらい球です。

