阪神の石井投手、昨年のCSの屈辱をバネに意気込む
阪神タイガースの石井大智投手(28)が、日鉄鋼板SGLスタジアムで行われた残留練習に参加し、2024年のクライマックスシリーズ(CS)に向けての意気込みを示しました石井投手は、過去2年にわたりCSを経験しており、その難しさを痛感しています
「1球の失投が命取りになる」とし、昨季の辛い記憶を忘れないことを誓いました
昨年、石井投手は10月12日に甲子園で行われたDeNAとのCSファーストステージ第1戦に登板
1点ビハインドの状況で7回1死一、三塁からの途中投入で、オースティン選手に逆球の外角直球を捉えられてしまいました
この結果、右中間への2点適時二塁打を献上しました
自らも「完全に失投でしたね」と振り返っており、昨季の自信を持って投げていた内角直球が、オースティン選手に投げるべきでなかった一球となる悔いを抱えています
それから1年が経過し、石井投手は「今までやってきたことを変える必要もない」と冷静に語ります
もし打たれてしまった場合、その課題についてオフシーズンで対処する意向を持っています
今季はNPB記録を更新する50試合連続無失点を達成し、球団記録となる49イニング連続無失点でシーズンを終えているため、自信を持って臨む姿勢がうかがえます
CSに対しては「優勝したのは阪神タイガースなので、日本シリーズに勝ちにいかないといけないプレッシャーがある
去年の自分のCSでの失敗を忘れたくない」ともコメント
ポストシーズンでも無失点を続けることで、自身の進化を証明したいという強い意志を示しています
阪神の石井投手が過去のCSでの苦い経験を反省しつつ、自己の成長を信じてポストシーズンに臨む姿勢は多くのファンから期待されています。特に、彼が語る「失投」の重要性や無失点記録更新という成果は、プロ野球の激しい競争の中での彼の努力を裏付けています。今後の活躍を楽しみにしたいです。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?:プロ野球のポストシーズンに行われる、リーグ優勝チームと地区優勝チームが対戦するプレーオフのこと。
- 失投とは?:ピッチャーの狙いから外れた結果、打者に有利なボールとして投げてしまうこと。
- 無失点とは?:投手が試合中に得点を許さずに抑えること。特に連続無失点は、投手としての力を示す重要な指標となる。

