元ロッテ投手伊藤義弘さんが交通事故で逝去、43歳

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元ロッテ投手の伊藤義弘さん(43)が、6日に福岡市内でバイク事故により亡くなった

ロッテ球団は、7日に公式ホームページを通じてその悲報を伝え、伊藤氏の業績や球団への貢献を振り返りながらお悔やみを申し上げた

福岡県の城南警察署によると、伊藤さんは同日午後2時17分、福岡市城南区にある交差点でタクシーと衝突した

事故後、伊藤さんは病院に搬送されたものの、約2時間後の午後4時16分に無念の死を遂げた

伊藤義弘さんは、福岡の東福岡高校から国学院大学、そしてJR東海を経て、2007年の大学生・社会人ドラフトでロッテに4巡目指名で入団

ルーキーイヤーから中継ぎ右腕として、4年連続で50試合以上に登板し、特に2010年には日本シリーズで胴上げ投手となった

2010年の日本シリーズは、ロッテがリーグ3位からの快進撃を見せて優勝したことで「史上最大の下克上」とも称される名場面が多かった

伊藤さんは、その中で4試合に登板し、特に第7戦の延長12回では2回無失点のピッチングを見せ、球団の歴史に名を刻んだ

伊藤さんは、2016年にロッテを退団後、巨人の入団テストを受験したが合意には至らず、引退後は母校の硬式野球部監督として若い選手たちの指導にあたっていた

球団は、伊藤義弘さんの功績を称え、昨年の日本シリーズでの偉業や彼の人柄をしのび、多くのファンと共にその死を悼んでいる

伊藤義弘さんの訃報は、プロ野球界にとって大きな衝撃となりました。彼は選手としての実績に加え、指導者としての可能性も評価されていただけに、若い選手たちにとっても大きな損失と言えます。交通事故という突然の出来事は、私たちに安全運転の大切さを再認識させるものでもあるでしょう。
キーワード解説

  • 中継ぎ投手とは?:試合中に先発投手の交代後に登板し、試合を中盤から終盤まで支える役割を持つ投手のこと。
  • 胴上げ投手とは?:チャンピオンシップなどでチームが優勝した際に、先頭に立って喜びを表すために仲間に抱え上げられる投手のこと。

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