道原氏は、1971年のドラフトで芝浦工業大学から広島に入団し、1975年には球団初のリーグ優勝を果たすなど、そのキャリアは輝かしいものです
江夏豊氏との特別な関係
道原氏は江夏豊氏を特別な投手として敬意を表しています彼は「コントロールが非常によく、とりわけストレートを打たれた記憶がない」と、その投球術の天才性を称賛しました
江夏氏の特徴的な投球スタイルは、打者の反応を見た上でボールの種類を変えることができる「サイン無視の技術」にも表れています
サインの裏切り
道原氏は、江夏氏とのコミュニケーションの一端として、ある試合でのエピソードを振り返りました「満塁の際にストレートを要求したにも関わらず、江夏氏は勝手に変化球を投げてしまいました
」試合後、道原氏が彼にサインと違うことを指摘すると、江夏氏は平然と「知っている
打たれそうになったから変化球を投げた」と答えたとのことです
信頼の証
このエピソードは、道原氏にとっても驚異だったが、同時に江夏氏からの深い信頼を感じる瞬間でもありました「満塁でパスボールをした時のことを考えると、たまったもんじゃない」と苦笑いながらも、道原氏はその時の経験を貴重な思い出としています
道原氏の語る江夏氏とのエピソードは、プロ野球選手同士の信頼関係の重要性を再認識させます。特に、サインを無視されることは捕手にとって厳しい状況ですが、その裏には江夏氏の捕手に対する深い信頼があったことが伺えます。これらの話を通じて、バッテリーの連携が試合結果に与える影響の大きさを改めて感じさせられました。
キーワード解説
- バッテリーとは?:バッテリーは、野球における投手と捕手のコンビを指します。これらの選手たちは、試合の中で互いに信頼し合い、作戦を立てる重要な役割を担っています。
- コントロールとは?:コントロールは、投手が球を放る際、意図した場所に投げる能力を指します。これが良い投手は、打者によるヒットを防ぐ力が強くなります。
- サインとは?:サインとは、試合中に選手がプレイの意思を示すための合図のことです。捕手は投手に球種を決めさせるためにサインを出します。

