阪神・森下翔太、ポストシーズンに向けた小技の習得に挑む
阪神タイガースの外野手、森下翔太選手（25）が、ポストシーズンを控えた練習で小技を取り入れたプレーに挑戦しているこの日、森下選手はSGL（シミュレーション・ゲーム・リーグ）で行われたケース打撃に参加し、実戦形式の練習を行った
ケース打撃とは、特定の状況を想定して行う打撃練習のことで、実際の試合に近い環境でパフォーマンスを確認できることが特徴だ
森下選手は、無死一塁での2打席目に一塁方向への送りバントを成功させ、無死二塁の5打席目にも三塁方向にセーフティーバントを決めた
合計2本の犠打を決め、実戦未経験ながらも自信を持った姿勢を見せた
森下選手は「サインが出たらやるだけ
そのために準備をしておけば、いつ出ても大丈夫」と語り、決意を込めた
この練習では, 森下選手だけでなく、佐藤輝選手や大山選手も参加し、それぞれが犠打を試みる場面が見られた
ポストシーズンに向けて、チーム全体で進塁打を確認する動きが見受けられた
藤川監督は練習の意図について「どうでしょうかね」と言葉を濁すものの、ポストシーズンでの緊張感に備える準備が整っていることを示唆した
森下選手は、これまでのプロ生活において犠打を記録したことがなく、さらには小学生時代から試合でバントをしたこともない
しかし、彼は「練習ではもちろんやったことがあるので、なんとなくイメージだけはある」と、その感覚を大切にしながらプレーに臨んでいる
練習を見守った平田2軍監督は、「器用やん」と森下選手を称賛し、勝負どころでの準備が重要であると力説した
残り約1週間となる中、阪神タイガースは15日から始まるCSファイナルステージに向けて、全力で調整を進めていく
阪神の森下選手が小技を磨く姿勢は、ポストシーズンに向けた重要な準備と言えます。特に、試合の中での進塁打や犠打は、チームが勝利をつかむための鍵となる場面が多く、こうした練習の取り組みが今後の勝負に生かされるでしょう。
キーワード解説
- ケース打撃とは？ 情況に応じた打撃練習を行うことで、選手が実戦に近い形でパフォーマンスを確認し、状況判断能力を高めるための方法です。
- セーフティーバントとは？ 打者が一塁へ転がすように打球を送り、自らが出塁することを狙ったバントの一種です。守備側がプレーに取り組むタイミングを見計らって成功します。
- 犠打とは？ 打者が出塁を逃げる代わりに、打球を進塁させるために意図的にアウトになるプレーを指します。
