彼は昨シーズン、3軍および4軍の非公式戦で自身の防御率を大幅に改善し、2軍デビューを目指している
特に、ロッテの中村奨吾選手が行う自主トレに参加し、身体や技術を総合的に鍛え上げている
水口選手の経歴と成長
水口選手は京大出身で、理学療法士の資格も持っており、特異な経歴が注目されている入団2年目の昨年、彼は1月に右膝の手術を受けたが、5月からは無事に復帰し、その後はケガなくプレーを続けた
1年目には3軍と4軍で16試合に登板し、防御率は6・32だったが、昨年は27試合に登板し防御率を3・07に改善
このような進歩は、体力面や自らの危機管理能力が向上した結果だと言える
アジアウインターベースボールリーグでの経験
昨年11月下旬から約3週間、台湾で開催された「アジアウインターベースボールリーグ」にNPC REDとして派遣され、7試合に登板して2セーブを記録したストライク先行でバッターと勝負し、精度の向上を目指してフォークボールを投げるなど、彼の姿勢は非常に真剣だ
「フォークをどんどん投げ、収穫があった」と語る彼の表情からは自信がうかがえる
今季の目標
帰国後、倉野投手コーチと面談を行い、新たに3つの課題が与えられたまずは、現在144キロの平均球速を150キロ近くに引き上げること、次にフォークボールを完全にマスターし、決め球に進化させること、最後にストライク率を向上させて安定感ある投手になることである
水口選手は、「ストレートの手応えはある」と自信を見せている
自主トレでの意気込み
息抜きやモチベーション維持のため「野球の練習をすること」と語る水口選手は、ロッテ・中村選手らが沖縄で行う自主トレに参加している実績のある選手と共に過ごすことで、ワクワク感が高まっているようだ
“勝負の3年目”を迎え、まずは2軍デビューを目指す姿勢は非常に前向きだ
水口 創太(みなくち・そうた)、1999年8月9日生まれ、滋賀県出身の25歳
膳所高校では甲子園出場経験はなし
京大学から2022年育成ドラフト7位でソフトバンクに入団
身長1メートル94センチ、体重102キロの右投げ右打ち
背番号164
水口創太投手の成長には目を見張るものがあります。特に、彼のストイックな姿勢は多くの選手にとっても刺激となるでしょう。自主トレや台湾での経験を通じて得た知識や技術を生かし、さらなる進化が期待されます。
キーワード解説
- フォークボールとは? フォークボールは、バッターから見てボールが急に落ちる変化球で、主に三振を狙う時に使われます。そのため、精度が求められます。
- 防御率とは? 防御率は、投手が何点失ったかを示す指標です。この数値が低いほど、投手のパフォーマンスが良いとされています。

