ヤクルト・高梨投手、FA権行使せず残留を決定

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ヤクルトスワローズの高梨裕稔投手(34)は、国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、チームに残留する意向を固めたことが10月8日に明らかになった

高梨投手は、2023年5月に取得したFA権について、「シーズン中から交渉を続けてきた球団とシーズン終了後に2年契約で合意に達した」と語り、愛着のあるヤクルトでプレーすることを選んだ

今季は12年目のシーズンを迎え、高梨投手は先発陣の一角として16試合に出場し、3勝6敗、防御率は3.10という成績を残した

彼は「年齢的に最後のFAなので他球団の評価を聞いてみたいという気持ちもあった」と認めつつも、球団から「不可欠な戦力として求められた」との想いが決断を後押しした

高梨投手は2016年に北海道日本ハムファイターズからトレードでヤクルトに加入し、7年間、地元のファンからも愛される投手として活躍してきた

「必要としてもらえていると感じた」と彼は言語化し、今後も「燕軍団」の一員としての貢献を続ける意志を表明した

高梨投手の決断はチームへの愛着と信頼の表れで、彼のような選手が残留することでチーム全体の士気も高まるでしょう。また、FA権行使による他球団との交渉も選手自身にとって重要な経験となります。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)とは?選手が所属球団からの契約が満了した後、自身の意志で他の球団と契約する権利のことです。
  • 防御率とは?投手の成績を示す指標で、9イニング(1試合)あたりに許した得点の平均を表しています。数値が低いほど優秀な投手といえます。
  • トレードとは?選手同士を別のチームに移動させる取引のことです。選手自身は他の選手と交換されることで移籍します。

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