8日、ZOZOマリンスタジアムにて開催された就任会見では、49歳のサブロー新監督が強い決意を表明し、かつての指導者である山本功児氏を敬意を表し、厳しい練習方針を示した
サブロー監督は師である山本功児氏が指導した、“地獄の伊東キャンプ”をモデルに、厳しい環境でチームを鍛えていく方針を明かした
“地獄の伊東キャンプ”は1979年に巨人が実施したキャンプで、厳しい練習内容で知られている
サブロー監督は「甘さを取り除き、来シーズン、若い選手が羽ばたけるチームを作りたい」と力強く語った
借金28を抱えた最下位からのスタートとして、サブロー監督は「フィジカル、打撃、投球、守備を同時に行いたい」と具体的なトレーニング内容を披露
今春の宮崎・都城2軍キャンプでは、厳しい練習を通じて選手の基盤となる体力を育成し、攻撃や守備、走塁を高める方針であることを明らかにした
また、練習初日は「走塁から始める」とし、「優勝を目指すには、徹底的に競争を繰り広げ、一番いい結果を出した選手を使いたい」と実力主義が求められることも強調された
サブロー監督は、自身の現役時代の経験を活かし、選手たちに厳しいトレーニングを課すことで精神的な強さを育てていく考えを示した
サブロー監督は「今年の悔しさをバネにし、精神的にも肉体的にも強いチームを作り上げたい」と語り、野球IQの高い選手を求める姿勢を見せている
集団の底上げを図る一環で、今月23日にはドラフト会議を控えており、かつての指導者から受け継いだ精神を糧に、選手育成に全力を注ぐ決意を見せている
サブロー(大村 三郎)は、1976年生まれ、PL学園から94年ドラフト1位でロッテに入団
外野手として活躍し、通算1782試合で打率.265、127本塁打を記録
現役引退後はファームディレクターを経て、23年に2軍監督に就任
山本氏への強い敬意を抱きつつ、今後の指導者として偉大さを引き継いでいく構えを見せている
サブロー新監督の就任は、ロッテにとって新たな希望の光とも言えるでしょう。特に厳しい練習方針をベースにして、若手選手たちの成長を促す姿勢は注目に値します。過去の経験を活かしつつ、実力主義を貫くことで、チーム全体のレベルアップが期待されます。すべての選手が競争心を持ち、新たな息吹を吹き込まれることは、来期のロッテにとって重要な要素となるでしょう。
キーワード解説
- 実力主義とは?選手の能力や成果によって評価がされ、年齢や経歴に関わらず公平に競争が行われる考え方のこと。
- フィジカルとは?スポーツや運動における体力や身体的な強さを指し、筋力や持久力、柔軟性などが含まれる。
- 野球IQとは?選手が試合中に状況を理解し、適切な判断を下す能力のことを指し、高い野球IQを持つ選手は戦術面でも優秀である。

