「いってもらうよ
負けたら終わりだし」と明言し、選手たちにフル回転での戦いを求めている
阿部監督は、今季レギュラーシーズンで一度も実施することのなかった、大勢とマルティネスの「3連投」を解禁する意向を示した
この「3連投」とは、投手が3試合連続で試合に登板することを指し、通常は選手の疲労を考慮してあまり行われない戦法である
杉内投手チーフコーチも「もう仕方ないですね
やってもらいましょう」と同意し、この方針がチーム全体で共有されていることを明らかにした
大勢は今季、セットアッパーとして54ホールドポイントを記録し、最優秀中継ぎのタイトルを手にしている
昨年のCSでも3連投を経験した彼は、「1球1球が大事になってくると思う
しっかり集中して投げたい」と意欲を見せており、体調についても「それ(3連投する)状況になれば、しっかりパフォーマンスを発揮したい」と自信を持って語った
また、絶対的守護神のマルティネスは今季、46セーブを記録しており、これが2年連続3度目の最多セーブのタイトル獲得となる
彼を含むタイトルホルダー2名を終盤に惜しみなく起用できれば、相手チームにとって大きな脅威となることは間違いない
チームは、9月19日に一度1軍登録を抹消された森田を先発要員として再び1軍に合流させ、投手陣一丸となって短期決戦を勝ち抜く体制を整えている
【水谷京裕】今回の巨人の阿部監督の方針は、チームの勝利を優先する強い意志を感じさせます。特に3連投の実施は、選手たちの心身に負担がかかる一方で、試合を有利に進めるためには必要な判断かもしれません。タイトルホルダーたちの活躍が期待される今、ファンとしても大変楽しみです。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?:日本のプロ野球において、シーズン終了後に行われるプレーオフのことを指し、上位チームが日本シリーズ進出を目指します。
- ホールドポイントとは?:投手が試合中に登板して、チームが勝っている状況で試合を終えた場合に与えられる指標です。これにより、投手の貢献度が測られます。
- 中継ぎとは?:先発投手と抑え投手の中間にあたる投手で、試合の途中で登板する役割を持ちます。重要な局面で試合を制御する役割があります。

