広島・佐々木泰がフェニックス・リーグで2安打の活躍、長打力向上を目指す

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◇みやざきフェニックス・リーグ 広島3ー6楽天(2025年10月9日 生目第二)広島・佐々木泰内野手(22)は9日、みやざきフェニックス・リーグの楽天戦(生目の杜第2)に「3番・DH」で先発出場し、今リーグ初の長打となる適時二塁打を含む2安打1打点と躍動した

これにより、打率は・375(16打数6安打)、2打点に上昇したが、本人はさらなる向上を目指している

佐々木は今季、187打席に立ちながら本塁打がゼロに終わったことから、長打力向上をテーマに今秋の練習に取り組むことを決意した

2-6の8回、2死一、二塁の場面で、対戦相手の右腕・日当から変化球を捉え、左翼線へと適時二塁打を放つと、安堵の表情を浮かべた

「得点圏で安打を打てたのはすごく良かった」と佐々木は語りつつ、「長打が出たのは良かったが、まだ本塁打が出ていないので、しっかり打球を上げられるようにしていきたい」と自らを鼓舞した

初回にも左前打を放つなど、打撃に存在感を示し続けているが、出身校である県岐阜商での高校通算41本塁打の実績を考えると、期待されるのはさらなる本塁打数である

新井良太2軍打撃コーチは、佐々木が長打を打てない要因として「軸足の使い方」が重要だと指摘

しっかりと体重を乗せて右足を使うことでボールに力を伝える練習が必要だと分析している

下半身の力を効果的にボールに伝達できれば、さらなる飛距離が期待できると言える

「(打撃コーチからは)単打が多くて長打が少ないことに対して悪いイメージを持たず、自信を持って取り組んでいこうと言われている

初球から振りにいくことを意識している」と佐々木は語気を強め、来季を見据えた方向性を定めている

秋の実戦と練習で汗を流し、“長打量産計画”を進める佐々木の今後の成長が期待される

佐々木選手の今後の成長を期待させる試合内容でした。具体的に長打を狙って練習に取り組む姿勢は、これからのシーズンに向けて重要なポイントです。両コーチの助言をしっかり受け止め、さらなる飛躍を見せてほしいです。
キーワード解説

  • 長打力とは?:野球において、ヒットの中でも特に本塁打や二塁打のような長い進塁を生む打撃の力を指します。
  • 得点圏とは?:得点が入りやすい状況を指し、バッターの打席において、塁上にランナーがいる状態のことを言います。
  • 軸足とは?:バッティングやピッチングにおいて、体重を支えるために使う足のことで、下半身の動きを制御する重要な役割を持っています。

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