中日ドラゴンズ、佐藤龍世内野手と梅津晃大投手に契約不更新を通告

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中日ドラゴンズは10月9日、名古屋市内の球団事務所にて、内野手の佐藤龍世(28)と投手の梅津晃大(28)に来季の契約を結ばないことを通告しました

梅津選手に関しては育成契約を結ぶ予定で、佐藤選手の今後については未定のままとなっています

佐藤選手の経歴

佐藤龍世選手は、北海道・北海高等学校から富士大学を経て、2019年のドラフトで7位指名を受けて西武ライオンズに入団しました

その後、2021年シーズンの途中に北海道日本ハムファイターズへトレード移籍し、さらに2022年オフには再び西武へと戻る形でトレードされました

中日ドラゴンズへの加入

今季は6月15日に金銭トレードで中日ドラゴンズに加入することとなりましたが、出場した23試合では打率1割9分7厘、3打点という苦しい成績に終わりました

このパフォーマンスに対し、佐藤選手は「思った成績が残せなかったので、悔しいという気持ちが強い」と述べ、1軍でも2軍でも結果を残せていなかったことに危機感を持っていたと振り返りました

梅津選手の状況

一方、梅津晃大選手も契約が結ばれないことが決まりましたが、育成契約を結ぶ予定です

育成契約とは、プロ野球選手の契約形態の一つで、通常契約よりも選手に下位の位置付けで、将来的に再評価される可能性がある契約です

これにより、梅津選手はファームでのプレーを通じて再び一軍での出場を目指すことになります

今後の展望
佐藤選手は、ドラゴンズとの4カ月の間に「フレンドリーに接してもらい、感謝したい」と述べ、チームメイトやスタッフに感謝の意を示しました

しかし、現実を受け止めた上で「いつ(戦力外を)言われてもおかしくない」という言葉からは、選手としての厳しさとともに、次のステップへ向けた覚悟も感じ取れます

佐藤龍世選手と梅津晃大選手の契約不更新は、プロスポーツ選手にとって非常に厳しい現実を反映しています。特に佐藤選手はチャンスを得ながらも結果を残せなかったことに対し、悔しさを隠せない様子で、次のステップに向けた意欲を見せています。梅津選手も育成契約の可能性があることで、再起を目指す姿勢は評価されるべきでしょう。
キーワード解説

  • ドラフトとは? 高校や大学からプロ野球の団体が選手を選んで入団させる仕組みのこと。
  • 契約不更新とは? 選手の成績やチームの方針に基づき、次のシーズンに契約を結ばないことを指す。
  • 育成契約とは? 通常契約よりも選手に下位の位置付けで、再び評価される機会を得る契約のこと。

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