ポストシーズンのキーマン、畠世周投手が現る
プロ野球のポストシーズン、いわゆる「クライマックスシリーズ」において重要な役割を担う選手は多いが、今年の注目株として挙げられるのが、巨人から現役ドラフトを経て加入した畠世周投手(31歳)である彼は今季、消化試合が中心ながらも登板試合数は12試合に達し、防御率は驚異の0.00を記録している
中継ぎとして、プレッシャーのかかる場面での活躍が期待されている
CSでの過去の経験がカギ
畠投手は巨人時代にクライマックスシリーズ(CS)出場の経験が豊富で、その中でも特に印象に残っている試合について語ったそれは2018年10月18日の広島とのCSファイナルシリーズ第2戦での出来事
試合では1点リードの場面で登板したが、後にタイムリーとなるヒットを打たれるなど、1回2/3を投げて4失点を記録した
この悔しい経験が、本人にとって今後の励みとなっている
勝ちパターンの期待
今季、畠投手はビハインドの状況で登板することが多かったが、試合数が進むにつれて勝ちパターンでの起用が期待されている実際、2021年のCSファーストシリーズ第1戦では、4点リードの場面で登板し、慎重に流れを守り切ったことが印象的だ
自身でも「勝ちパターンで使われる機会があれば、全力で向かう」と意気込みを見せている
冗談交じりの無失点を誓う
CSでは、1点の重みが通常のシーズン以上に大切になる畠投手は「内容よりも結果が求められる」としつつも、無失点で帰ることを高らかに誓った
「たとえフォアボールを10個出したとしても、0点で帰ってくるのがピッチャーの目標」と冗談交じりに語った
これは、プレッシャーがかかる場面をしっかりと乗り越えようとする姿勢を示している
最近のフェニックス・リーグでは先頭打者に二塁打を許しながらも、1回を1安打無失点に抑えた実績もある
彼は「感覚は良かった」とし、さらなる成長を誓った
ビハインドであっても、勝利に繋がるような投球を誓い、彼の冷静さと経験がチームに貢献することが期待されている
畠世周投手の今季は、これまでに経験したクライマックスシリーズの厳しさを背景に、自らの成績を向上させることに積極的な姿勢がみられました。無失点での投球への意気込みや、過去の悔しさを糧にする姿は、プロ選手としての彼の成長を示しています。ポストシーズンではチームにとって欠かせない存在になりうるか注目されます。
キーワード解説
- ポストシーズンとは? - プロ野球におけるシーズン終了後のプレーオフのことを指し、各リーグの精鋭チームがチャンピオンを決定するために戦います。
- クライマックスシリーズとは? - 日本のプロ野球で、リーグ戦の後に行われるプレーオフトーナメントです。リーグの正規シーズンでの成績に基づいて、各チームが進出します。
- 防御率とは? - 投手の投球成績を示す数値で、投球回数に対する自責点の割合を表します。数値が低いほど、投手の防御力が高いとされます。
- 中継ぎとは? - 先発投手が交代した後に登板する投手で、試合の流れを変える重要な役割を持つポジションです。

