リーグ2位からの日本シリーズ進出を目指す中、何より注目されるのが小村勝・球団社長（59）の復帰だ
昨年、くも膜下出血という命に関わる重病を患ったものの、新庄剛志監督（53）の円満な励ましによって、見事に現場復帰を果たした
小村社長は、新庄監督の采配に全幅の信頼を寄せている
病床でのサポート
小村社長は、昨年6月10日に北広島市の球団事務所で倒れ、病名は「くも膜下出血」と診断されたこれは脳のくも膜に出血が生じる病気で、重症度が最も高い「グレード5（G5）」とも言われる
この病気は、緊急の開頭手術が必要な場合も多く、小村社長も約14時間の手術を受けた
意識を取り戻したのは手術から4日後
そんな中、病室に設置された液晶モニターに彼は気づいた
これは試合を観戦できるように新庄監督が用意したものだった
新庄監督は、手紙を添えて「意識が戻ったら野球が見たいと思って持ってきました」とメッセージを残し、入院中の小村社長を盛り上げた
リハビリのサポート
リハビリの際には、転倒を防ぐためのヘルメットを贈り、ヘルメットには「さあリハビリ楽しんでいきましょう」とのメッセージが記されていた小村社長は、「リハビリはしんどいが、歩ける姿をイメージできた」と振り返り、ポジティブな気持ちで臨むことができた
ファンとの絆と奇跡の復帰
ヘルメットとウィニングボールを飾り、3か月で現場復帰を果たした小村社長は、「奇跡の社長」としてファンたちに親しまれている新庄監督の人柄について、「面白おかしくやろうとしているだけで、本質はものすごく真面目」と評価し、共に戦う意思を新たにしている
今後に向けて
小村社長は「これからも一日でも長く、一緒に戦っていきたい」と語り、チームの成長を見守っていく姿勢を示した新庄監督との絆が、今後の戦いにどのような力をもたらすのか、多くのファンが注目している
今回の北海道日本ハムファイターズの小村社長の復帰は、チームにとって大きな希望となる出来事です。新庄監督の支えもあって、困難を乗り越えた彼の姿は、ファンにも勇気を与えているでしょう。チームの絆がより一層深まることが期待されます。
キーワード解説
- くも膜下出血とは？血管が破れて脳の表面に血液が流れ込む病気で、命に関わることもあります。
- クライマックスシリーズとは？日本のプロ野球で、リーグ戦を経て日本一を決めるための特別な playoffシリーズです。
