巨人・山崎、CS初戦で悔しい4失点 筒香の一発に苦しむ
セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦が10月11日に横浜で開催され、東京読売ジャイアンツ(以下、巨人)の27歳右腕・山崎伊織選手が先発して登板しました山崎選手は、相手の主砲である筒香嘉智選手に2本のホームランを浴び、結果的に6回5安打4失点で降板することとなりました
この試合は、山崎選手にとって誕生日翌日の初登板という特別な日でした
誕生日を同じくする29歳の岸田捕手とバッテリーを組み、意気込みを持ってマウンドに立ちましたが、出だしがつまずくこととなりました
試合の経過
試合は2回に動き出し、先頭バッターである筒香選手に対して2ボールから高めのスライダーを投じたところ、それを右翼スタンドに運ばれ先制点を許しましたその後、3回には蝦名選手の左前適時打で2点目が加わる形になりました
この回には一塁けん制の際にプロ初のボークも取られ、さらなる失点を招く結果となりました
4回には巨人が若林選手の2ランホームランで反撃し、1点差に詰め寄りましたが、その後の6回で再び筒香選手に外角高めの直球を捉えられ、痛恨の4失点目を許して降板となりました
最終的に、山崎選手は6回で24人の打者に対して102球を投げ、6奪三振を記録しましたが、無四球ながらも1死球を与えてしまいました
今シーズンの成績
レギュラーシーズンにおいて、山崎選手はチーム最多かつリーグ4位の11勝(4敗)を挙げ、防御率2.07(リーグ3位)、勝率.733(同2位)、及び131奪三振(リーグ3位)という個人のキャリアハイを達成しました特にDeNA戦においてはシーズン中4勝(1敗)、通算でもカード別最多の14勝(4敗)という力を見せつけており、CS開幕投手としての大役を担っていました
今回の試合で山崎選手は、誕生日を迎えた翌日に期待がかかる中での登板でしたが、主砲の筒香選手に2本のホームランを浴びるなど、悔いの残る内容となりました。シーズンの成績は優秀ですが、CS初戦でのパフォーマンスはチーム全体に影響を及ぼしかねません。次戦での巻き返しに期待したいところです。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?日本のプロ野球におけるポストシーズンの一形態で、リーグ戦の成績に基づいてプレーオフを行う形式です。
- 防御率とは?投手がどれだけ失点を防いだかを示す指標で、通常は9イニングあたりの失点を計算して求めます。
- ボークとは?投手が規則違反をした際に宣告されるもので、特に走者がいる際に引き起こされることが多いです。
- 奪三振とは?投手が打者を三振に打ち取った回数を示し、投手の能力や球のキレを測る重要な指標です。

