巨人・山崎投手にボーク判定、試合に影響を与える

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「JERA CSセ・ファーストS・第2戦」が横浜スタジアムで行われ、DeNAが巨人を6-2で下しました

この試合の中で、巨人の山崎伊織投手が3回のイニングでボークを取られる場面があり、これが試合の流れに大きな影響を及ぼしました

元NPB審判員の坂井遼太郎氏が自身のSNSでこの場面について解説し、ボークの判定がどのように行われたかを詳しく説明しました

坂井氏によると、ボークとは「投手が投球動作を途中で変更した場合」に適用されるルールで、今回のケースでは、山崎投手がセットポジションで静止した後、軸足である右足の膝を曲げてから牽制動作に入ったことが問題視されました

この動作が「投球動作の開始」とみなされ、ボークとして判定されたのです

坂井氏は「投手の膝や上体の動きは、打者や走者、さらには審判によっても『投球かどうか』を判断するための重要なサインです

そのため、膝が曲がる動きは特に敏感に見られます」と指摘し、ボークが発生する背景についても触れました

また、日本プロ野球(NPB)の審判部では、投手のクセやボーク傾向を常に監視しており、今回のケースでも事前に注意情報が共有されていた可能性があるとのことです

巨人の杉内投手コーチは「正直、何がボークか分からなかった」と困惑の声を上げ、「映像を見て確認し、あそこで取るということは、多分どの審判が見てもボークと思うでしょうから」と再検証を約束しました

坂井氏は「プロレベルでは、わずかな動きでも走者がそれを見てスタートを切るため、審判も微細な動きを見逃さずにジャッジする必要がある」と結論付け、このような判断がプロの審判にとって非常に重要であることを強調しました

試合の結果、山崎はボークからピンチを広げ、その後筒香選手に適時二塁打を打たれ、最終的に6回5安打4失点で敗戦投手となりました

今回の試合でのボーク判定は、微細な動きが影響を与えることを示しています。プロ野球では、このようなルールが厳格に適用されているため、選手や審判が常に注意を払わなくてはいけません。この判定が試合結果にどれほど重大だったかも見逃せないポイントです。
キーワード解説

  • ボークとは? 投手が投球動作を途中で変更した場合に適用されるルールです。投手がプレートから離れてしまったり、けん制の動作を誤ったりした場合に判定されます。
  • セットポジションとは? 投手がボールを投げる準備をするための姿勢のことです。ランナーがいる状態で投球する際によく用いられます。
  • NPBとは? 日本プロ野球の略称で、日本のプロ野球リーグを運営する団体です。

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