広島・前川、フェニックス・リーグにて打撃を披露

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 ◇フェニックス・リーグ 広島-阪神(2025年10月11日 天福) 広島・前川誠太内野手(22)が11日、みやざきフェニックス・リーグの阪神戦(天福)に「6番・遊撃」で先発出場しました

前川は2回に1軍で実績のある左腕・伊藤将から、内角高めの直球を体勢を崩されながらも打ち返し、中前打を放ちました

これが“悪球打ち”として知られる彼の巧みなバットコントロールを示しています

 試合は降雨のため、4回表終了後にノーゲームが宣告されましたが、前川はこの試合で確かなアピールを続けました

2回1死二塁の場面で、前川はカウント1-2から伊藤将の直球に振り負けることなく、内野と外野の間に落とす絶妙な打撃を見せました

記録には残りませんが、彼の自身の成長跡を感じさせる一打でした

 「追い込まれてから、内角の真っすぐだったが、反応で打てたのは良かった」と前川はコメントしています

また、長打を打てない自分に対し、安打を量産することを重視していると述べ、特に打席では逆方向への意識を持つこと、そして追い込まれてからはポイントをより近くに置くことに取り組んでいると語りました

 今季は7月下旬に支配下登録され、1軍で28試合に出場しましたが、打率は・185、9打点という成績です

しかし、得点圏打率は14打数6安打(打率・429)と高い数字を記録しており、代打での得点圏打率はなんと8割に達します

「得点圏だからとはあまり考えていない」と語る前川ですが、この日の中前打も走者を二塁に置いた状態でのものでした

 今秋のフェニックス・リーグでは4試合で9打数4安打(打率・444)を達成し、好調を維持しています

来季に向けて1軍定着を狙い、自らの戦闘モードを高めています

「打率・350~400の間を目標としてフェニックス・リーグではやっているので、達成したい」と意気込みを語る前川

内野全ポジションを守れる能力を持っていますが、レギュラー獲得には守備力の向上も求められています

「今年以上に結果を求められると思うが、頑張りたい」と意気込んでいます

広島・前川選手の打撃スタイルや意識についてのニュースは、特に投手との駆け引きや狙った球を打っていく重要性を再確認させる内容でした。彼の成長に向けた真剣な姿勢と、未来への期待が感じられます。ファンとしても、彼のプレーから目が離せません。
キーワード解説

  • 悪球打ちとは?:悪球打ちとは、投手が投げる球の中で自分にとって打ちにくいとされるボールを意識的に打つ打撃スタイルのことを指します。これは、高い技術や判断力が求められます。
  • バットコントロールとは?:バットコントロールとは、バッターがスイングのタイミングや方向を調整し、狙ったボールを確実に打つ技術のことを言います。良いバットコントロールは、ヒットを生む鍵となります。
  • 得点圏打率とは?:得点圏打率とは、ランナーが得点を狙いやすい位置にいる時のバッターの打率を指します。試合の重要な局面での結果が重要視されます。

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