広陵が崇徳を下し、秋季広島県高校野球大会で優勝

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2025年10月11日、呉市の鶴岡一人記念球場で行われた秋季広島県高校野球大会の決勝で、広陵高校が崇徳高校に5-4でサヨナラ勝ちを収め、優勝を果たしました

この日、広陵は特に中本優壮捕手(2年生)の活躍が光りました

試合は、初回に無死一塁の場面で迎えた広陵の中本捕手が、打者の小フライを素手で捕球し、一塁へ転送して併殺を成功させるという素早い反応を見せ、ピンチを回避しました

そして、三回には無死一塁から相手が二者連続でバントを仕掛けてきましたが、中本は冷静にそれをさばき、二塁封殺にしました

このようなプレーは「バント処理」と呼ばれ、守備の重要な役割です

攻撃面でも中本は活躍しました

二回2死一、三塁の場面で、相手の意表を突くセーフティースクイズを決め、チームの先制点をもたらしました

セーフティースクイズとは、バッターが自ら足を使って得点を狙う戦術で、相手投手や守備陣が予想しにくいプレーです

また、中本は2投手をリードし、試合運びにも大きな貢献をしました

「とにかく声を出す」と言ったように、彼は投手陣を元気づけ、低めの投球を徹底させてチームの勝利を導きました

試合後、勝利の立役者である中本は「今日は活躍できてうれしい

優勝できてよかった」と笑顔を見せました

広陵はこの勝利により、24日に山口県で行われる中国大会に出場することが決まり、さらなる活躍が期待されます

また、同日に行われた3位決定戦では、広島商が山陽をコールドで破り、3位入賞を果たしました

今回の試合では、中本捕手の攻守の両面での活躍が際立っていました。特にバント処理やセーフティースクイズなど、流れを引き寄せるプレーは印象的でした。広陵が中国大会に向けて弾みをつけたことは間違いないでしょう。
キーワード解説

  • サヨナラ勝ちとは?試合が同点またはリードしていない状態で、最終回に勝ち越し点を大きいに入れることを指します。
  • セーフティースクイズとは?バッターが自らの足を使って得点を狙う戦術で、守備が予想しにくいプレーです。
  • バント処理とは?バッターがバントを決めた際に、守備側がその打球を処理し、アウトを取るプレーのことです。

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