オリックス・山岡、FA権取得を熟考中
オリックス・山岡泰輔投手(30)が、今季に取得した国内フリーエージェント(FA)権の行使について真剣に考慮していることが明らかになったFA権とは、選手が一定の条件を満たした場合に、自分の意志で他の球団と契約する権利のことを指す
山岡選手は、2016年のドラフト1位でオリックスに入団し、ルーキーイヤーから3年連続で規定投球回に到達するなど、チームの先発投手として大きな役割を果たしてきた
特に、2019年には勝率第1位のタイトルを獲得し、国際舞台であるプレミア12にも出場するなど、その実力は折り紙付きである
しかし、今季は中継ぎ専任としてのシーズンが送られた
さらに、2月中旬にはオンラインカジノの利用が発覚し、開幕に出遅れるという厳しいスタートを切ることとなった
それでも、41試合に登板し、5勝3敗13ホールド、防御率4.25を記録している
ホールドとは、試合の終盤で先発投手の後を受けて登板し、勝利投手を守る役割を果たすことを指す
関係者によると、山岡選手は9年間在籍したオリックスへの愛着は強いものの、他球団からの評価も聞きたいとの思いを持っているという
また、今季の年俸は6800万円(推定)で、FA宣言をする場合、移籍時の補償が不要なCランクと考えられており、複数の球団が獲得に動く可能性がある
オリックス側は、山岡選手の来季以降も必要な戦力と考えており、慰留する方針を持っている
この日、山岡選手は「(シーズンが)終わったばかりなので、これから考えていきたい
まずはオリックスの話を聞きたいと思います」と語った
山岡選手がFA権について考慮している状況は、選手にとってのキャリアの重要な岐路と言えます。オリックスへの愛着がある一方、他球団の評価も気にしていることから、選手としての挑戦を模索している様子が伺えます。移籍の可能性が高まる中、今後の動向が注目されます。
キーワード解説
- フリーエージェント(FA)とは?選手が一定の条件を満たした場合に、自分の意志で他の球団と契約する権利のことです。
- 規定投球回とは?シーズン中に投手が一定の投球回数(例えば、143イニング)を達成することの意義です。
- ホールドとは?試合の終盤で先発投手の後を受けて登板し、勝利を守る役割のことを指し、特にリリーフ投手にとって重要なスタッツです。

