オリックス・福田周平、来季契約不更新を通告される
オリックス・バファローズは14日、外野手の福田周平選手に対して、来季の選手契約を結ばないとの通達を発表した福田選手は広陵高校から明治大学を経て、2017年のプロ野球ドラフトで3位指名を受けてオリックスに入団した左打者である
福田選手は8年間の在籍期間を振り返り、「野球で優勝した瞬間や、チームメートとロッカールームで語らった思い出は、私にとって最高の体験でした」とコメントしている
特に2018年はルーキーイヤーとして113試合に出場し、打率.264、15打点、1本塁打、16盗塁を記録する成果を上げた
さらに2019年には自己最多の135試合に出場し、打率は.250ながら2本塁打、38打点、30盗塁を挙げた
2021年には主に外野手として107試合出場し、打率.275、1本塁打を記録
その年にはチームをリーグ優勝へと導く活躍をし、翌2022年には連覇および日本一にも貢献
外野手部門で初めてのゴールデングラブ賞も受賞した
しかし、2023年シーズン以降はその出場機会が徐々に減少し、背番号を1から65に変更した今季は僅か23試合で打率.167となった
その後のウエスタン・リーグでは30試合で打率.355を記録したが、8月15日に出場選手登録が抹消された
福田選手は「オリックスのユニフォームを着ているうちは、CS（クライマックスシリーズ）や日本シリーズへの可能性が残っており、最高のパフォーマンスをしたいと考えていました」と述べており、宮崎で行われるフェニックス・リーグにも参加する意向を示している
身長167センチと小柄である福田選手だが、ヘッドスライディングやダイビングキャッチなどのプレーで観客を魅了してきた
熱意に満ちている彼は「常に向上心を持ち、現状維持ではなくてレベルアップを目指したい」と今後のトレーニングを続ける考えを明らかにした
オリックス球団はこの日、他にも井口和朋投手、本田圭佑投手に対して同様の契約不更新の通告を行ったことを発表した
福田選手の契約不更新は選手としてのキャリアの変わり目となります。彼の過去の実績を考えると、今後の進路にどのような展開があるのか非常に注目されます。また、他の選手たちも同様の通告を受けたことから、オリックスのチーム編成に変化が訪れる可能性があります。
キーワード解説
- ゴールデングラブ賞とは？プロ野球において、各ポジションで最も優れた守備を行った選手に贈られる賞のこと。
- ウエスタン・リーグとは？日本プロ野球の二軍のリーグで、選手が育成や調整のために厳しい試合を行う場。
