西武・仲田慶介選手、環境変化を力に変えた成長の道

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今季、ソフトバンクから西武に移籍した内野手の仲田慶介選手(26)が、1年目を振り返り、自身の成長と今後の目標について語った

2024年オフにソフトバンクから戦力外通告を受け、育成契約での再契約を打診された仲田選手は、異なるチームからのオファーを待つことで、移籍先を西武に決定した

オープン戦では素晴らしいパフォーマンスを見せ、3月25日に支配下契約を獲得

その結果、開幕1軍入りを果たした

しかし、8月10日の楽天戦では右大腿二頭筋の筋肉離れを発症し、約1ヶ月間の戦線離脱を余儀なくされた

それでも、9月9日に再登録されてからはシーズンの最後まで1軍に定着し、自己最高の60試合に出場した

成績と課題

今季の成績は96打席で87打数20安打、打率2割3分0厘、3打点、1盗塁と自己最高ではあるものの、仲田選手は「悔しさの方が大きい」と率直な感想を述べた

特に打撃に関しては、甘い球をファウルにするなど確実性が課題であり、直球や狙い球をしっかりと捉えられないことが反省点だ

守備と万能型の選手になるために

内外野を守れるユーティリティ選手である仲田選手は、さまざまなポジションでの練習が必要だと語る

「それぞれのポジションによって視野や距離感が異なるため、非常に難易度が高い」と述べたが、今季は二塁、三塁、遊撃、外野の5ポジションで起用され、失策はわずか3にとどまった

来季への意気込み

仲田選手は、来シーズンに向けて「環境にはもう慣れたので、来年はすべてを見直し、さらなる活躍を目指さなければならない」と力強く語った

移籍2年目のシーズンに期待が寄せられる中、室内練習場での地道な努力を続けている

仲田選手の今季は、自己最高の出場数を誇るものの、打撃の確実性や守備での成長が求められている。移籍という環境の変化を乗り越え、来季にはさらなる成果を期待したい。新しい挑戦に立ち向かう仲田選手の姿勢は、多くのファンに感動を与えるだろう。
キーワード解説

  • 支配下登録とは?選手がチームに登録され、1軍でプレーできる権利が与えられること。
  • ユーティリティ選手とは?複数のポジションでプレーできる選手のことを指し、チームにとって非常に価値のある存在。
  • 筋肉離れとは?筋肉が一時的に切れてしまい、動かすことができなくなる症状。

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