巨人・長野久義が現役引退を表明、次は指導者の道へ
2025年10月14日、巨人の長野久義外野手（40）が東京都内での記者会見で、今シーズン限りでの現役引退を発表しました今シーズンはわずか17試合の出場で3安打と苦しんだ長野選手は、「そろそろかなと思った」と振り返り、引退の決断に至った理由を説明しました
今後は大学院でスポーツマネジメントを学び、指導者としての道を模索する意向を示しています
会見には、長野選手のチームメートやスタッフなど53人が駆けつけ、その人望の広さを物語っています
長野選手は固めていた感情に涙を流す準備をしていたものの、自分の顔がプリントされたティッシュボックスは使わずに済みました
サプライズで訪れた家族や仲間たちの姿に「うれしいけど、来すぎでしょ！」と冗談を交えながら感謝の意を表しました
長野選手は、プロ野球のキャリアの早い段階で新人王や首位打者、最多安打に輝くなど、一時は「プロ野球って簡単だな」と感じたこともあったと語りました
しかし、40歳を迎えて2軍生活が長引く中で、「若い選手と一緒にプレーをしていて、そろそろかなと思った自分もいました」とその心境の変化を明かしました
特に、4歳下の坂本勇人選手には引退の意向を事前に伝えていたそうです
長野選手は2010年に巨人に入団し、そのキャリアを築く中で、他の球団からの指名を2度も断った経緯を持ちつつも、今後は「若い選手たちの手伝いができれば」と考えています
教育を受けることを通じて、次世代の選手たちに伝承していく姿勢を見せています
また、会見の中で岡本和真選手に対しては、自らの花束を手渡し、「いってらっしゃい」とメジャー挑戦を応援する一幕も見られ、笑顔に包まれた会見となりました
長野選手は華やかなキャリアを持ちながらも、引退を決意するに至った背景には若い選手たちとの競争や自身のコンディションの変化があるようです。引退後は指導者としての道を歩む意向を示しており、彼の経験と知識が次世代の選手に引き継がれることを期待します。また、会見の雰囲気からも、彼がチームメートやファンから愛されていたことが伺えます。
キーワード解説
- 現役引退とは？引退とは、選手が競技活動を終えることで、通常は選手生命がある間に代表的な成績や目標を達成した後に行われます。
- スポーツマネジメントとは？スポーツマネジメントは、スポーツに関連するビジネスや経営を学ぶ分野で、選手やチームの支援、マーケティング、組織管理などを扱います。
- 新人王とは？新人王は、プロ野球で初めてシーズンを戦う選手の中で最も優れた成績を残した選手に贈られる賞です。
