広島・新井貴浩監督、若手育成の一環としてフェニックス・リーグを視察

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広島・新井貴浩監督がフェニックス・リーグを視察 未来を見据えた選手育成に期待

広島東洋カープの新井貴浩監督は、今季の成績を踏まえた選手育成の一環として、16日から「みやざきフェニックス・リーグ」を視察することを発表した

このリーグは主に若手選手に出場機会を提供し、彼らの成長を見守るための重要なイベントである

今年の視察は、昨年は悪天候の影響で見送られたため初めてとなる

新監督は、「映像では見ているが、実際に自分の目で見ないと表情や姿勢は分からない」と述べ、特に注目している選手たちを実際に確認する意義を強調した

具体的には、同リーグで捕手に再挑戦する二俣選手や、ドラフトで3位指名を受けた岡本選手、7月末に支配下昇格を果たした21歳の左腕・辻選手、ドラフト1位の佐々木選手などが参加予定で、これらの若手選手のパフォーマンスをじっくり観察する

視察中の監督は、ベンチに入ることはなく、観客席から選手を見守る形で、「気付いたことがあれば声を掛けたりすることもあるが、基本は見るだけ」と語った

特に、今季はチームが15年ぶりに借金20に苦しみ、期待される若手選手の成長が見られなかったため、来季への施策が急務とされている

新井監督は、「投手も野手も核となる選手を育てていく」との方針を示し、今年は中村奨選手の台頭があった一方で、常広選手や田村選手の伸び悩みが指摘されている

視察で見つけた選手については「優先的にしっかり見たい選手がいる」と明言し、競争を促す姿勢も見せた

監督は「時間は無限ではなく、チャンスも無限ではない」と語り、来年のキャンプメンバー争いが始まっていることにも触れた

新井監督がフェニックス・リーグを視察することは、広島の若手選手にとって大きなチャンスに繋がります。特に、昨季は期待されていた若手選手の成長が見られなかったため、監督が自ら選手を観察することで、今後の育成に向けた具体的な手段を考えていることが伺えます。また、競争をあおる姿勢も選手たちに良い刺激になるでしょう。
キーワード解説

  • フェニックス・リーグとは?年齢や経験に関わらず若手選手に出場機会を与え、彼らの成長を観察するためのリーグイベントです。
  • 選手育成とは?選手がより高いパフォーマンスを発揮するためにトレーニング、指導、サポートを行うプロセスを指します。
  • キャンプメンバー争いとは?春季キャンプでメンバー入りを目指す選手たちの競争を意味し、選手の実力やパフォーマンスが試されます。

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