第6回表の攻撃
試合は0－0の状態で迎えた6回、阪神の先頭打者として登場した近本選手は、三遊間への打球を放ち、俊足を活かして一塁セーフに入りましたこの場面での彼の動きは非常に注目されました
なぜなら、彼はすぐに犠打で二塁に進み、次の打者森下翔太外野手（25）は、東克樹投手（29）の背後でのモーションを完全に盗むという好スタートを切ったからです
モーション盗みと三盗成功
場内からは大歓声が上がる中、東投手は気づかず本塁に投球し、その隙を突いて近本選手は余裕のある三盗を成功させましたDeNAが前進守備を敷いていたため、このプレーは特に価値がありました
CSでの通算盗塁記録
近本選手の6回における三盗は、彼のCSでの通算盗塁数を6に伸ばすことになりましたこれにより、CSの通算盗塁記録において、西岡選手（ロッテ）の12盗塁に次ぐ2位に並ぶこととなりました
セ・リーグでは、この記録は荒木選手（中日）と並ぶ最多タイとなります
ポストシーズンの偉業
また、近本選手によるCSでの三盗は24年ファイナルステージの増田大選手（巨人）以来で、阪神にとっては初めての快挙ですさらに、日本シリーズでも62年の並木選手以降、ポストシーズンにおいては球団63年ぶりの記録ともなりました
阪神の近本選手がCSファイナルステージで行ったプレーは、チームの勝利に大きく寄与しました。特に、モーションを盗む技術と素早い走塁は他の選手にも良い影響を与えるでしょう。これからの試合でも、その活躍が期待されます。
キーワード解説
- 三遊間とは？：野球の守備の位置で、三塁と遊撃手の間のエリアを指します。
- 犠打とは？：バッターが出塁を狙わず、次の塁に進むためにバットにボールを軽く当てる戦術です。
- 三盗とは？：本塁の前にある三塁から、一塁走者が次の塁を目指して走り出すプレーのことです。
- モーション盗みとは？：投手が投球を行う際の動作を見て、投球の前に次の行動を取る技術のことを指します。
