阪神、及川の快投でCSファイナルステージ初戦勝利を飾る
◇セCSファイナルステージ第1戦 阪神2―0DeNA(2025年10月15日 甲子園)2025年10月15日、甲子園球場で行われたセントラル・リーグ・チャンピオンシップ(CS)ファイナルステージ第1戦において、阪神タイガースが横浜DeNAベイスターズに2対0で勝利しましたこの試合で、阪神のリリーフピッチャー及川が1回2/3を無失点に抑え、見事勝利投手となりました
特にこの勝利は及川にとってポストシーズン初勝利という重要なものでした
及川は試合後、「2回ともランナーを出しましたけど、気負うことなく投げることができたので良かった」とコメント
彼の冷静な投球が勝利に導いたと言えます
先発投手村上からの中継ぎとして登板した及川は、0対0と緊張感のある場面で6回から投球を開始しました
「短期決戦の空気はちょっと違うかなと思いましたけど、それも自分の中でしっかり感じて処理しながら投げられたので」、この発言から彼の冷静さが伺えます
7回には及川が引き続き登板し、先頭打者を空振り三振で仕留めると、横浜高校の先輩である筒香にカットボールで見逃し三振を奪いました
この瞬間、及川の今季46ホールドを記録した能力が発揮され、ファンを沸かせました
試合の後半では阪神打線が2点を先制し、試合はそのまま締めくくられました
及川は今季、両リーグ最多の66試合に登板し、一年を通しての疲労と向き合いながらも素晴らしい成績を残しました
「毎日、悔いが残らないように体のケアだけはやろうと」、こうした意識が彼の成長に繋がっています
彼の背番号37は、ただの勢いに頼らずに実力で道を切り開いたことを証明しています
なお、及川がポストシーズンに登板したのは4年ぶり2度目であり、これまでの経験が今の活躍を支えています
また、阪神のCSにおける零封勝利は、2022年のファーストステージ以来のものであり、ファイナルステージでは初めての達成です
阪神がファイナルステージ初戦で勝利を収めたことは、チームにとって大きな自信となるでしょう。特に、及川選手の投球は圧巻であり、短期決戦での経験が生かされた結果だと感じます。今後の試合に向けても、彼のさらなる活躍が期待されます。
キーワード解説
- セントラル・リーグ・チャンピオンシップ(CS)とは?プロ野球において、各リーグのチャンピオンが日本シリーズ出場権をかけて戦う重要なトーナメントです。
- ホールドとは?投手が試合中に失点を許さず、勝利投手の権利を持つ投手が登板した場合に与えられる成績です。
- カットボールとは?投手が投げる球種の一つで、ボールが速く進む中でわずかに横に曲がるため、打者にとっては打ちづらいボールになります。

