四国アイランドリーグからの夢、ドラフト候補たちの挑戦
2023年10月23日に行われるプロ野球ドラフト会議に向けて、四国アイランドリーグ(ILplus)の徳島が、13年連続の指名を目指しています注目を集めているのは、最速155キロを誇る右腕の斎藤佳紳(22歳)、同じく153キロを投げる高橋快秀(19歳)、そして俊足を武器にする外野手の山本倫彰(23歳)です
高橋快秀投手の成長と意気込み
高橋投手は、3度目の正直としてNPB(日本プロ野球)入りを目指しています彼は、「不安もあるけれど、楽しみの方が大きい」と語り、自身の成長を感じています
香川県の多度津高校では、2年連続で指名漏れがありましたが、今季は20登板で7勝2敗、防御率2.86という数値を記録しました
この成績は彼の野球人生における大きな飛躍を示しています
自己成長の背景
高校入学時には「野球を少しやって、いい会社に就職できれば」と思っていた高橋ですが、3年春に146キロを計測し、スカウトの注目を浴びるようになりました自分の才能を認識し、「早くNPBに入りたい」との思いから徳島のリーグでプレーを選択しました
毎年NPB選手を輩出する徳島での経験は、彼にとって貴重なものとなっています
トレーニングへの取り組み
高橋投手は、体重を68キロから82キロに増加させるため、毎日のウェートトレーニングを欠かさず行い、栄養豊富な自炊を心がけましたまた、肩の使い方をマスターするために、巨人の戸郷選手の映像を参考にし、自らのスタイルを確立していきました
他の注目選手たち
入団1年目の山本倫彰選手は、50メートル走5秒7という俊足と勝負強い打撃が評価されていますリーグでは27盗塁を記録し、「初めて指名されるかもしれない」と希望を抱いています
彼は静岡・飛龍高校を経て、千葉県の城西国際大学で野球を続けるつもりでしたが、チャンスを逃さないために独立リーグを選びました
四国アイランドリーグからドラフト候補が出る背景には、地道な努力やトレーニングがあることが分かります。特に高橋選手のように、自分の才能を信じて成長する姿勢は、多くの若者に勇気を与えるでしょう。また、悪条件の中で打破を目指す選手たちの情熱が、プロ野球界に新たな風を吹き込むことを期待したいです。
キーワード解説
- NPBとは?日本プロ野球(Nippon Professional Baseball)の略称で、日本のプロ野球リーグのことを指します。
- 防御率とは?投手がどれだけ得点を防いでいるかを示す指標で、通常は9イニングあたりの得点数で表されます。
- ウェートトレーニングとは?筋力を向上させるために重りを使って行うトレーニングのことを指します。
- 独立リーグとは?日本のプロ野球とは別に存在するリーグで、選手がプロを目指してプレーすることができるリーグです。

