彼は、プロ入り以来多くの困難に直面しながらも、現役時代に得た経験を活かし、選手育成に寄与する意欲を見せている
近藤氏のプロ入りから苦悩の日々
近藤氏は、2017年に岡山商科大学から楽天にドラフト1位指名を受けてプロ入りプロ入り当初は、則本昂大選手や松井裕樹選手といった実力者たちと同じブルペンで練習することに緊張感を覚え、彼らに圧倒された
「大変なところに来ちゃったな」と感じた彼だが、その後の挑戦は厳しいものだった
選手生命を脅かすケガ
2021年5月26日、神宮球場での試合で近藤氏は右肩を負傷その診断結果は、選手生命を脅かすようなものだった
具体的には、肩甲下筋の肉離れや肩関節の亜脱臼、靭帯断裂などが確認され、彼は約3年間、二軍の戸田球場でリハビリに励むこととなった
復活の道を信じて
近藤氏はリハビリ中、常に復帰を信じる気持ちを持ち続けたしかし、一軍への復帰は叶わず、2024年には現役引退を決断した
彼はその苦しい経験を経て、選手としてだけでなく人間として成長した
新たな環境でのチャレンジ
2025年、彼は楽天モバイルパーク宮城で新たにスカウトとしてのキャリアを踏み出した「在籍した3年間、一軍の戦力になれなかったが、戻してくれるのはありがたい」と、彼の表情には明るさがあった
近藤氏は、自身の苦い経験を通して、選手たちが良い環境で成長できるよう尽力する姿勢を示しており、これからもプロ野球界に貢献していくことが期待される
近藤弘樹氏のプロ野球人生は波乱に満ちていましたが、彼がスカウトとして新たなスタートを切ったことは、選手たちにとっても励みになるでしょう。多くの経験を持つ近藤氏の視点は、若手選手たちにとって貴重な財産となるはずです。
キーワード解説
- ドラフト1位指名とは?
- ブルペンとは?
- リハビリとは?

