試合で特に目を引いたのは、日本ハムの新人選手、山県と強打者レイエスの躍動でした
先発投手陣は今季の防御率ランキングでそれぞれ2位と3位を誇る北海道日本ハムの北山選手と、福岡ソフトバンクの大関選手が登板しました
しかし、試合の流れが大きく変わったのは、大関が3回に見せた制球ミスでした
0-1で迎えた3回表、1死ランナーがいない場面での大関の四球は、日本ハム打線の攻略のきっかけとなりました
四球を与えた水谷選手から始まり、直後に打順が回った山県選手には初球で三塁打を打たれ、その後続くレイエス選手には同じく初球をフォークで狙い撃ちされ、勝利の得点源となる決勝の2ランホームランを許しました
大関選手は、初球の配球を見直す必要がありそうです
山県選手はこの試合でも前日同様にパワフルな打撃を見せ、3回の同点打を本塁打とする意外性を持つ打者としてファンを沸かせました
また、三番打者レイエス選手のインパクトも強く、彼に対するソフトバンクの投手陣は7回2死三塁の局面で内角に直球を5球続けて投げました
これは、次戦に向けての故意的な駆け引きと考えられますが、結果的にレイエス選手には最後に本塁打を打たれてしまい、日本ハムの勢いをさらに増幅する形となりました
この試合を経て、日本ハムは完全に流れをつかみ、次戦へ向けて期待が高まる状況です
日本ハムがこの試合で勝利したことで、クライマックスシリーズの流れを一変させたと言えます。特に新人選手の山県選手の活躍は、チームの士気を高める要因となり、今後の対戦にも良い影響を与えるでしょう。一方、ソフトバンクの大関選手が見せた制球ミスは今後の課題として浮き彫りになりました。投手陣の調整が重要な鍵を握ると言えるでしょう。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは？：プロ野球のポストシーズンの一環であり、レギュラーシーズンの上位チームが出場し、優勝を競う大会です。
- フォークとは？：球速は速いが変化球の一つで、下に沈む特性を持っているため、打者にとっては打ちにくい球種です。
- 三塁打とは？：打者が一塁、二塁を経由して三塁に達した状態のことで、得点につながる確率が高まる重要な安打です。
