智弁学園(奈良1位)は、近大付(大阪2位)との対戦で、5点差を逆転し、勝利を収めた
この試合で注目されたのは、来秋のドラフト候補である最速147キロの左腕、杉本真滉(2年)だ
彼は178球を投じ、15奪三振という圧巻のパフォーマンスを見せ、9回を完投しての勝利に貢献した
この勝利により、智弁学園は3季ぶりの甲子園出場に近づくこととなった
試合の流れは一時、杉本にとって厳しいものだった
彼は初回から3回までに6失点を喫し、苦境に立たされたが、その後の4回以降は見事に調子を取り戻し、無失点で抑え込む
試合後、杉本は「自分は抑えられるという勘違い、もう一度、自分の実力を確かめられた」と振り返った
試合は2回裏、智弁学園が0-0の状態で2死満塁を迎えたところから始まった
不運な守備妨害やエラーが重なり、近大付に一挙5点を失った
しかし、冷静なプレーを取り戻すことができ、特に指導者の小坂将商監督が「冷静になれ」と声をかけたことが大きな転機となった
4回以降は調子を上げ、計15奪三振を記録
高卒でのプロ入りを目指す杉本は、試練を乗り越えて上昇気流に乗った
選手プロフィール
| 名前 | 杉本真滉 |
|---|---|
| 生年月日 | 2008年7月8日 |
| 出身地 | 兵庫県 |
| 身長/体重 | 175cm/80kg |
| 投打 | 左投左打 |
キーワード解説
- ドラフトとは?プロ野球選手を目指す高校生が選ばれるシステムで、球団が選手を指名することです。
- 奪三振とは?投手が打者を三振に仕留めることで、打者にとってはアウトの一つがカウントされます。

