横浜・奥村頼人、ピンチをものともしない強心臓でプロの舞台を目指す

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横浜高の奥村頼人選手は、最速148キロの直球を投げる左腕として期待を集めている

ピンチにも動じない強いメンタルが彼の大きな魅力であり、今夏の神奈川大会前には左太ももの肉離れによって登板機会を減らしたものの、日本代表に選出されたU-18ワールドカップのプエルトリコ戦や大会前の大学日本代表との練習試合で好投を見せた

奥村選手は「やるべきことをやってきた結果だ

自信になった」と語り、運命の日を迎えようとしている

奥村選手は2学年上の杉山遥希選手(西武)の後を継ぐ左腕として期待されていたが、彼の道のりは決して順調とは言えなかった

主戦として戦った1年秋からの3季で、優勝に導くことができず、上級生になった際には「なかなかプロに行けるビジョンは見えていなかった」と、進学を考える弱音を吐いたこともあった

転機となったのは、2年秋の明治神宮大会

優勝候補の東洋大姫路との準決勝で先発し、5回無失点の好投を見せた後、延長タイブレークで守備からも貢献

広島商との決勝でも好救援をし、初めて日本一に輝いた

「プロ野球選手の夢が目標に変わった大会」とし、プロ一本に進路を絞った

19年ぶりの優勝に貢献した選抜大会や今夏の神奈川大会では、準決勝と決勝の2試合で3本塁打を放つ二刀流の活躍も見せたが、本人は「正直(二刀流は)やるつもりはない

たまたま良かっただけ」と話し、投手一本でプロへの挑戦を誓っている

奥村選手のチームメートたちは続々と大学進学を決める中、彼は「投手の選手生命は短い

ドラフト1位になるより、プロで活躍することがずっと目標だった」と、自らの選んだ道を信じ進んでいる

奥村頼人選手は、彦根中(滋賀野洲ボーイズ)から横浜高へ進み、先発、救援問わず力を発揮できる左腕として期待されている

2年秋の明治神宮大会、3年春の選抜大会で日本一の栄冠を手にし、今夏の甲子園では8強入りを果たした

奥村選手のストーリーには、多くの若いアスリートに共通する迷いや葛藤が描かれています。特にプロを目指す過程では、様々な挑戦と向き合いながら、自身の道を信じ進む姿勢が強調されました。二刀流の活躍も見受けられましたが、本来の目的である投手一本に情熱を燃やす決意が、今後の彼の成長の鍵を握ることでしょう。
キーワード解説

  • 直球とは?:直球は投手が投げるボールの種類の一つで、比較的まっすぐな軌道で飛ぶため、打者にとっても打ちやすいが、スピードが速いと打ちづらくなる。
  • 強心臓とは?:強心臓は精神的に非常に強く、プレッシャーのかかる場面でも冷静さを保てる性格や能力を指す言葉です。スポーツや競技において大切です。
  • 明治神宮大会とは?:高校野球の大会で、日本で最も権威のある大会の一つです。全国から強豪が集まり、その年の実力を図る場となっています。
  • ドラフトとは?:プロ野球の球団が新人選手を選ぶための制度です。選手は指名を受けた球団でプレーすることになります。

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