この日はキャッチボールなどでコンディションを整えた後、過去の悔しさを背負いながら、チームのために全力で準備する決意を語りました
及川投手は「一昨年のポストシーズンで投げられなかった悔しさをずっと感じていた」と振り返り、チームの戦力として貢献するためにしっかりと準備を進めることを誓いました
今シーズンは12球団最多の66試合に登板し、防御率0.87を記録
特に、18試合連続ホールドという日本記録を樹立したことは大きな成績です
また、15日から行われた横浜DeNAベイスターズとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは、救援として2試合で2勝を上げました
CSの舞台も、レギュラーシーズン同様に強力な打線を相手に力強い投球を見せました
「いざ投げたら、その時(登板がなかった2年前)のほどの緊張感は感じなかった」と語る及川投手
今季は特に中継ぎとして活躍しており、33試合に登板しました
ただし、CSや日本シリーズに出場選手登録されたものの、他の救援左腕である桐敷拓馬(26)、島本浩也(32)などが防御率1点台の好成績を残しているため、登板機会は限られていました
「先発でまわっていた選手が中継ぎで待機したり、シーズンとは違う風景だった
勝ちたいという気持ちでソワソワしていた」と明かしました
2年の時を経て、念願のCSのマウンドに立った及川投手
次の目標は、25日に開幕する日本シリーズでパ・リーグの覇者を抑えることです
「本当に負けられない戦い
プレッシャーを感じると思うが、ゼロで(ベンチに)帰ってくるのが仕事
グラウンドでは平常心でやっていけるかなと思う」と胸の内を語りました
2年越しの思いを結実させ、日本一の瞬間を心から味わいたいと願います
及川雅貴投手の日本シリーズに賭ける思いが伝わるコメントは、彼の強い決意を感じさせるものでした。2年前の悔しさをバネに、今シーズンの活躍を目にしているファンも多いでしょう。若手選手の成長を見守る中、彼の活躍がチームにどのような影響を与えるのか、注目が集まります。
キーワード解説
- ポストシーズンとは?:ポストシーズンは、レギュラーシーズンの後に行われるプレーオフや日本シリーズなどの試合を指し、通常はリーグ優勝を争う重要な戦いです。
- 登板とは?:登板は、投手が試合で実際にマウンドに立つことを示し、投手の役割を果たす場面を指しています。
- 防御率とは?:防御率は、投手の成績を示す指標で、投げたイニングあたりに与える得点の平均を計算したもので、数字が低いほど良い成績とされます。
- ホールドとは?:ホールドは、救援投手が試合をリードした状態で投げ、勝ち投手の権利を保持したまま登板を終えることを指します。

