広島・秋山翔吾選手、来季に向けた意気込みを語る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
広島東洋カープの秋山翔吾外野手(37)は、10月21日に大野練習場で自主練習を行い、来季への思いを語った

現在、チームの方針として若手選手の積極起用が進められる中で、秋山選手は来季から会沢選手と並んでチームの最年長選手となる見込みである

背番号9の秋山選手は、首脳陣に「使いたいと思わせる」という目標を明確にし、今オフには守備面の課題に取り組む姿勢を見せた

この日は冷たく吹き抜ける秋風に包まれながら、秋山選手は屋内練習場で一人打撃マシンと向き合い、約30分間の練習を行った

打撃練習の後、リラックスした表情を見せながら秋山選手は、今年のシーズンを「苦しいシーズン」と振り返り、「もう一回『やっぱりやるなぁ』と思わせる年にしたい」と再起を誓った

今季は開幕から3試合目で「右足関節外側靱帯損傷」という大怪我を負い、約1カ月半の戦線離脱を経験した

1軍復帰後の成績は思わしくなく、スタメン出場も昨季134試合から29試合に減少

シーズン通算では64試合に出場し、打率.262、1本塁打、5打点という結果で終えた

長年レギュラー選手として試合の流れを読んで結果を出してきた秋山選手であるが、今季はスタメン出場が減ったため流れを失い、特に守備面で失策が目立った

この失策が敗戦に直結することもあり、「試合に出続ける両翼の守備力ではなかった」と自己反省の意を示した

課題の守備面については更なる改善が必要と感じており、「球を追うまでのスキル、手札のイメージ力をつくっておかないといけない」と述べ、今後の研究の重要性を強調した

また、来季は競争の中で「ふるいの対象に入ってきている」と自覚しており、春季キャンプではアピールが必要だと考えている

秋山選手は、今季ベンチで待つ日々を経て「こんな成績でも応援してくれる人がいるんだな」と支えられていることを感じ、来季に向けた強いモチベーションを持っている

チームの変革期に立ち向かうための準備を進める中で、自身の役割を見直している

秋山選手が自主練習を通じて来季の再起を目指している姿勢は、プロ選手として非常に重要です。特に今季、怪我による苦しみを経験し、チームの変革期に自らの役割を見直すことは簡単ではありませんが、彼の意気込みからは強い決意が感じられます。
キーワード解説

  • 外野手とは?野球におけるポジションの一つで、主に外野でプレーする選手を指します。
  • 靭帯損傷とは?関節を支える靭帯が損傷することで、痛みや動きの制限が生じる怪我のことを言います。
  • スタメンとは?試合で最も重要な役割を担う先発選手のことを指し、試合の開始時にフィールドに立つ選手を意味します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。