今年初めてレギュラー野手が全員揃う形での練習となり、小久保監督がナインの動きを熱心に見守りました
今シーズンは、開幕前から主力選手が次々と怪我を負い、ベストメンバーが一度も揃わないままでシーズンを進めてきました
その中で小久保監督は「今いるメンバーが最強」と口にし、自分自身に言い聞かせる気持ちでチームを戦わせてきました
レギュラーシーズンの終盤には、栗原選手と柳田選手が復帰し、日本ハムファイターズとのクライマックスシリーズファイナルステージでは、故障から回復した周東選手、今宮選手、正木選手がオーダーに名を連ねました
日本シリーズ開幕に向けて、左脇腹痛のためクライマックスシリーズで不在だった近藤選手も復帰し、遂にメンバーが全員揃いました
この日、近藤選手は筑後のファーム施設でライブBP(実戦形式の打撃練習)を行い、4打席でヒット性の当たりを2本放つ活躍を見せました
「最初にしては良かったです
出られると信じてリハビリしてきました」と手応えを語り、23日にはみずほペイペイドームで再びライブBPを行う予定です
小久保監督は「明日、彼(近藤)はこちらに合流します
映像を見たが、100%の状態で振れている」と期待を寄せています
また、クライマックスシリーズで左足首を負傷した周東選手と、後頭部を打撲した中村選手も試合出場に問題はないとのことです
いよいよ、ソフトバンクは5年ぶりの日本一を目指す最後の戦いに臨みます
チームが結集し、その総力をもって勝利を目指しています
ソフトバンクが全員揃って練習を行うことは、チーム力の向上を図る大きな一歩です。今年のように怪我人が続出し、主力選手がなかなか揃わない時期もありましたが、選手たちが復帰したことで、チームの戦力が飛躍的に向上しています。監督や選手が抱く期待感も高まっています。
キーワード解説
- ライブBPとは?:試合形式の打撃練習のことで、選手はピッチャーと対戦し、実際の試合を想定した高い緊張感の中で打撃力を向上させます。
- クライマックスシリーズとは?:日本プロ野球のポストシーズンにおいて、各リーグの上位チームが優勝を目指して戦うプレーオフ形式のシリーズです。

