近鉄での苦悩とイップスの影響を語る湯舟敏郎氏

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元プロ野球選手で野球評論家の湯舟敏郎氏が、自身の現役時代に経験した“イップス”について語る機会があった

2000年オフに阪神から近鉄にトレード移籍し、2001年のシーズン中に不安な影を見せ始めた湯舟氏の苦悩が明らかになった

湯舟氏のイップスとは

イップスとは、緊張や不安から起こる運動障害の一種で、特に投手に見られる現象である

湯舟氏は、イップスが自分の送球や投球、さらにはキャッチボールにまで影響を及ぼし、技術的な難しさに直面したと述べた

近鉄ファンの期待

37歳という年齢で新たなチームに加入した湯舟氏は、プロ11年目で初めてパ・リーグの舞台に立つことになった

移籍後初のキャンプで感じた異変は、彼のキャリアに大きな影響を及ぼした

試行錯誤と混乱

湯舟氏は、サードへの送球を試みた際、技術向上のために一歩多くステップを踏むことを決めた

しかし、その試みが逆に混乱を招き、送球が安定しなくなってしまった

このように、意図せずして自らのプレーを歪めてしまうことを「自己評価の歪み」が引き起こすことがある

現役最後の勝利と試練
2001年のシーズンでは、最終的に37試合に登板

記録としては1勝0敗、防御率5.35であったが、彼自身は良い投球ができなかったと振り返る

特に、送球や投球に対する不安が強くなり、ピッチャーとしての自信を失っていった

「それでもチームのために役立とうと頑張ったが、自分がピッチャーとしてどうあるべきかを見失ってしまった」と彼は語る

近鉄での苦い経験が、未来の向上心につながることを願っているようだ

湯舟敏郎氏の過去の経験については、多くのプロアスリートが抱えるプレッシャーや技術的な難しさが色濃く表れています。特にイップスという状態は、多くの選手が直面する重大な問題の一つです。彼の物語は、自己評価やメンタルにどれだけ影響があるのかを教えてくれます。
キーワード解説

  • イップスとは?運動障害の一種で、特に野球の投手に見られる緊張や不安からくるもので、投球動作が正常に行えなくなることを指します。
  • パ・リーグとは?日本のプロ野球のリーグの一つで、セ・リーグとともに日本プロ野球を構成しています。パ・リーグには多くの有名チームが所属しています。

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