岡本和真選手、米大リーグ挑戦を正式発表
2025年10月22日、東京・大手町の巨人球団事務所にて、岡本和真内野手(29)の米大リーグ挑戦が発表されました岡本選手は今オフにポスティングシステムを利用して、夢の舞台への移籍を目指します
ポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手が海外のリーグに移籍するための仕組みで、選手の権利を保護しつつ、移籍先の球団が日本の球団に対して一定の譲渡金を支払うことで成立します
このシステムを使って、岡本選手は2009年以来成功した日本人選手に続く形で、メジャーリーグへの挑戦を表明しました
岡本選手は記者会見において「ずっと行きたい気持ちはあった
レベルが高く、世界一のリーグだと思う
僕もそこでプレーしたいという気持ちで常にやってきた」と語り、自身の夢をファンに伝えました
彼は2025年5月に左肘靱帯を損傷し、長期の離脱を経験しましたが、メジャー挑戦への夢は変わらず持ち続けていました
また、巨人の先輩選手である坂本や長野、昨オフにメジャーへ挑戦した菅野選手からもアドバイスを受けています
岡本選手は「ジャイアンツから行って活躍してほしいと言っていただいた
それも忘れずに頑張りたい」と決意を語る一方で、チーム成績に貢献できなかったことは心残りとしている様子も見受けられました
15年にドラフト1位としてプロ入りした岡本選手は、以降6年連続で30本塁打を超えており、本塁打王を3度、打点王を2度獲得した日本球界の強打者です
今オフにはヤクルトの村上選手もポスティングシステム利用の許可を得ています
ポスティングシステムの申請期間は11月1日から12月15日で、岡本選手は敏腕代理人であるスコット・ボラス氏と契約し、獲得を希望するチームとの入団交渉に注目が集まります
「希望する球団は本当になくて、ほしいって言ってもらえる球団に
僕はどこでも嬉しい」という岡本選手は、過去の日本選手が苦戦した内野のポジションでも挑戦する覚悟を示しています
強い意志を持って夢の舞台へ向かう岡本選手の姿勢は、多くのファンに感動を与えることでしょう
岡本和真選手の米大リーグ挑戦は、個人の夢を果たすだけでなく、日本プロ野球界における新たな挑戦でもあります。特に内野選手は過去に苦戦を強いられてきたため、岡本選手がメジャーでどのような活躍をするか、注目が集まります。彼の挑戦は強いメッセージをファンや後輩選手にも送ることでしょう。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは?海外のリーグに移籍する際に使われる仕組みで、日本の選手が海外チームと契約するためには、このシステムを通じて譲渡金を払ってもらう必要があります。
- 内野手とは?野球で、特に内野において守備を担当する選手のことで、バッティングでも重要な役割を果たすポジションです。
- 本塁打王とは?シーズン中に最も多くのホームランを打った選手に贈られるタイトルのことです。

