サブロー新監督、PL学園出身のジンクスに挑む

サブロー新監督、PL学園出身のジンクスに挑む

プロ野球界で新たな動きが見られる中、ロッテの新監督にサブロー氏（49）が就任した

今季、リーグ最下位に沈んだチームを立て直すための新たな指揮官としての期待がかかる

サブロー氏は1995年にドラフト1位でロッテに入団し、長年にわたり主力選手として活躍

特に2010年にはリーグ3位から日本一に輝くという“下克上”の快挙を成し遂げた経歴を持つ

16年に引退した後は、2軍監督を務め、今季途中からは1軍ヘッドコーチに昇格している

しかし、彼の監督就任はPL学園出身という背景により“PLの呪い”に対する懸念の声も上がっている

PL学園出身の監督たちはこれまでの監督キャリアで不運に見舞われており、その影響が懸念されているからだ

PL学園出身の監督たちの運命

これまでにもPL学園からプロ野球界に名を馳せた選手たちが監督に就任したが、その多くが不遇な結果に終わっている

例えば、尾花高夫氏は横浜の監督に就任しながらも2年連続最下位で解任された

また、平石洋介氏は楽天の監督として一時的に3位まで浮上したものの、その後はクビとなった

評価される指導力と厳しい練習

PL学園は、厳格な上下関係と鉄拳制裁をも辞さない練習が知られている

しかし、近年では選手とのコミュニケーションが大切される時代に変わり、指導方針が見直される必要がある

しかし、それを片方に偏りすぎると好き嫌い人事とされかねない状況も抱えている

サブロー新監督は「昭和の野球」を実践し、選手たちに厳しいトレーニングを課す方針を示している

また、「けがをしてもいいくらいの気持ちで無理やりやらせようと思っている」との意気込みを表明しているが、果たしてこのアプローチがチームにどのような影響を及ぼすのか注目される

今後のサブロー新監督の采配とロッテの成績に期待が寄せられている

「週刊新潮」2025年10月23日号 掲載サブロー新監督が就任したロッテは、これまでPL学園出身者の監督が不遇だったことから、「PLの呪い」という言葉が生まれた。古い指導法と新たな時代のニーズのバランスを取れるかが課題になりそうだ。

キーワード解説

• PL学園とは？日本の高校野球の名門校で、多くのプロ野球選手を輩出しています。
• 監督とは？チームの戦略を立て、選手を指導する役割を持つ人物のことを指します。
• 下克上とは？弱者が強者を打ち負かすことを意味し、野球においては低い順位からの逆転劇を表します。
• 選手とは？スポーツにおいて競技を行う人のことを指し、野球選手は特に野球をプレイする人を指します。