健大高崎・佐藤龍月投手、オリックスからの3位指名でプロ入りが決定

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健大高崎・佐藤龍月投手、オリックスから3位指名を受ける

2025年10月23日、プロ野球ドラフト会議において、健大高崎高校の佐藤龍月投手(3年生)がオリックスから3位指名を受けたことが発表された

佐藤選手は、昨年の春の甲子園で優勝した時の優秀選手であり、その活躍は特筆に値する

佐藤選手は、2年生の夏に左肘のトミー・ジョン手術を受けた

トミー・ジョン手術とは、肘の内側の靱帯(じんたい)が損傷した選手に対して行われる外科手術で、肘の機能を回復させるために腱を移植する手法である

多くの選手がこの手術を受けることになるが、手術後に高等学校を卒業してからドラフト指名を受ける選手は非常に珍しい

佐藤選手は神奈川県出身で、兄が健大高崎に在校していたことから進学を決めた

高校では、インステップの角度が豊かな投球フォームから繰り出される鋭いスライダーにより、特に注目された

2年春のセンバツでは、チームのダブルエースとして石垣元気投手(ロッテ1位指名)と共に活躍し、決勝戦では彼が最後の1球を投げて優勝を果たした

しかし、慢性的な肘の違和感を抱えており、2年夏の甲子園では群馬大会優勝後にベンチ外となる

その後、8月にトミー・ジョン手術を受け、3年春には外野手として復帰

再び聖地のマウンドに立つことができたのは、彼にとって大きな励みとなった

今後、佐藤選手は早くから強豪大学からの誘いもあったが、プロ入りを強く希望していた

その中でのオリックスからの指名は、自身の夢が現実となった瞬間である

彼の憧れは、メジャーリーグチームであるカブスの今永選手であり、今後の活躍が期待される

今回のドラフトでのオリックスからの3位指名は、佐藤選手にとって特別な意味を持つ。彼の肘の怪我や手術を経ての復活劇は、多くの野球ファンに感動を与えるだろう。今後彼がどのようにプロの世界で成長していくのか、非常に楽しみだ。
キーワード解説

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